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著者が語った『超雑談力』おもしろい話をしようとせず、とにかく会話のラリーを
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『超雑談力』12万部
バカ売れ本の著者に無茶ぶりして聞きました。
「中身を1行で教えて!」
著者の五百田達成さんによると『超雑談力』のポイントは「おもしろい話をしようとせず、とにかく会話のラリーを続けよ」だそうです。
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「雑談のやり方なんてあるの?」という方も多いと思いますが、信頼関係を築くうえで「雑談力」は不可欠。本書は、人づき合いを楽にする雑談のノウハウをまとめました。
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相手との距離感が計りづらい初対面の際に、雑談は便利です。そこから関係が深まるかもしれないし、二度と会わないかもしれない。面倒な人と “仲よくならない” ためにも、雑談は有効なのです。
特に、中高年の男性は雑談力が不足しがち。相手の話の途中で、つい「俺もさ」などと自分の話をしてしまう。ラリーを続けることこそが重要なのです。
上司や取引先とゴルフの話をしていて、「このドライバーがよくてさ」「メーカーはどこですか?」はただの情報交換。「このドライバーがよくてさ」「わかる! しっくりくるクラブって貴重だよね」が雑談です。
距離のある間柄の相手の場合、「褒める」「教わる」「お礼を言う」の頭文字を取った「HOO会話法」を基本にして、会話を進めてください。
年下の人から質問されれば、先生役をやればいいのですが、行きすぎて自慢話やマウンティングになったりする「おじさん会話あるある」に陥らないよう要注意。
単刀直入に言えば、「説教しないだけで勝ち」。苦労話もNGなので、私が20代の人と話すときは、歯を食いしばって昔話をしないようにしています(笑)。
いおたたつなり
作家、心理カウンセラー、米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。 東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆、テレビ出演など、多岐にわたって活躍中
(週刊FLASH 2021年8月17日・24日号)