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食堂のおばちゃんの人生相談「胃もたれがひどく食欲がない」

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.29 11:00 最終更新日:2021.10.29 11:00

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/いのぶたさん(47)会社員】

 

 最近胃もたれがひどく食欲がありません。あっさりしていて栄養のある食べ物はありませんか?

 

 

【山口先生のお答え】

 

 胃がもたれるのは胃が疲れているからです。それなら胃を休ませてあげましょう。逆転の発想ですが、土・日の連休を利用して断食をしてみませんか? 本当はゴールデンウイークに5~7日間絶食したほうが効果があるんですけど、それが無理なら金曜の夕食から抜いてみましょう。

 

 水だけの断食がきつければ、1日3回、梅干しにお湯を注いでちょっとお醤油を垂らした汁を飲むだけにします。こうすると疲れた胃がリフレッシュして、食べ物が美味しくなりますよ。

 

 ただ、そこでいきなり焼き肉なんか食べないように。お粥から始めて徐々に普通の食事に戻してくださいね。それと、もうひとつ考えられるのがピロリ菌。50代以上の日本人、3人に1人はピロリ菌の保菌者だそうです。

 

 私の身近でも最近、ピロリ菌を除菌した人がいます。食堂スタッフのAさんと、出版社勤務のABさん。2人ともその後快調で、逆流性食道炎で薬が手放せなかったAさんは完治し、ひどい胸焼けに苦しんでいたABさんも胸がスッキリしたそうです。

 

 ただお気の毒なことに、ABさんはそれ以来 “ピロリンAB” と呼ばれていますが。


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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