総額30万円！石坂浩二が描いた「猪木vs.アリ」ポスターを発見、“猪木の右腕”のサインも

　コレクター社長・大崎潔氏、コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!

写写丸（以下、写）　先日の村田vs.ゴロフキンは「世紀の一戦」といわれましたが、昭和世代にとっての「世紀の一戦」は、こちらですね。

大崎　1976年当時、モハメド・アリは世界ヘビー級チャンピオン。それがプロレスラーと戦うことで、話題騒然でした。

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写　こんなポスターがあったんですね。カッコいい！総額は30万円だとか。

大崎　アントニオ猪木vs.アリ戦のポスターは数種類あるんですが、これは石坂浩二さんがお描きになった限定3000枚のもの。折り目すらついておらず、これほど保存状態がいいものはなかなかないようです。

写　左下のサインは？

大崎　当時、新日本プロレスの取締役営業本部長だった新間寿さんのものです。知人を通じ、以前からいろいろとお世話になっているんです。このポスターをいただいた際にサインを入れていただきました。

写　新間さんは猪木の右腕で、彼なしではアリ戦は実現できなかったといわれていますね。

大崎　めったにサインをする方ではないんですよ。

写　世紀の一戦を実現させた仕掛け人のサイン入りポスター。これぞ昭和の文化遺産ですね（泣）。

おおさききよし
1961年生まれ　株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔の昭和アイドルストーリー』（NACK5）など多数のラジオパーソナリティを務める

( 週刊FLASH 2022年5月10日・17日号 )