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刺身から綿あめまで…あなたの街にもきっといる「ど冷えもん」急増の理由

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.14 11:00 最終更新日:2022.05.14 11:00

刺身から綿あめまで…あなたの街にもきっといる「ど冷えもん」急増の理由

 

 最近、街中で「冷凍ラーメン」の自販機を見かけることが増えている。なかなか行けない名店の味を、24時間いつでも手軽に楽しめるとして、2021年から急増しているのだが、その自販機の名前を知っているだろうか。そいつの名前は「ど冷えもん」。

 

「ど冷えもん」を製造するサンデン・リテールシステム株式会社の芳賀日登美・広報室長に話を聞いた。

 

ーー最近、すごーく増えていますよね。

 

「2021年1月に販売開始して、9月には1000台を達成。2022年3月末で3000台を超えています。これは、業界的には超のつく大ヒットなんです。『ど冷えもん』が出るまでは、食品の冷凍自販機はアイスクリーム以外にほぼありませんでした」

 

 

ーーヒットした理由は?

 

「まず、多様な大きさや形に対応できること。ピザ丸ごと1枚という大きさでも大丈夫です。そして屋外でも設置可能なこと。わずかなスペースと、家庭用の100V電源があれば可能です。

 

 2021年6月に食品衛生法が改正され、それまで自販機では販売できなかったものも売れるようになったのも追い風になりました。

 

 あとは、やはりコロナ禍です。時間短縮や休業になるお店が多いなか、自販機で売りたいという要望は多かったです」

 

「ど冷えもん」で売っているのはラーメンだけではない。餃子、お惣菜、スイーツはもちろん、肉や魚もOKで、焼き鳥や刺身を販売している業者も。最近では、綿あめもあるという。

 

ーーそれにしても、なかなかインパクトのあるネーミングですね。

 

「このネーミングは社内公募で決まったのですが、『ど』は『どえらく冷える』の『ど』です。決してふざけたネーミングではないんですよ。

 

 弊社の製品は海外輸出も多いので、最初は製品の上部に『Frozen Item Vender』と書いてあったんです。しかし、『ど冷えもん』は一般の方や飲食店で利用していただくため開発した製品ですし、親しみやすいほうがいいと考え、『ど冷えもん』という名前になったのです」

 

 現在は47都道府県すべてで設置されているという「ど冷えもん」。子供から大人まで、国民的人気になる日は近い!?

 

( SmartFLASH )

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