今では総額5万円のお宝に！薬師丸ひろ子の「ステレオ総合カタログ＆ピクチャーレコード」発見！

　コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔が、10万点を超える所蔵品から誌上公開！　今回は、薬師丸ひろ子のステレオ総合カタログ＆ピクチャーレコード。現在の値打ちは総額5万円だという。

写写丸（以下、写）　「テクニクス」ですね。懐かしい！

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大崎　1981年1月のカタログですから、オーディオブーム真っ只中。そして薬師丸ひろ子さんの人気が急上昇中のときのもの。このカタログは、街の電器店の店頭からあっという間になくなってしまいました。

写　当時16歳。1981年の年末に映画『セーラー服と機関銃』が公開されるんですね。

大崎　テレビに出ないという神秘性もあって、いわゆるアイドルとはまったく違った存在でした。それにしてもこの写真、素晴らしいでしょう。

写　泣いているんですね。

大崎　愛犬が死んだときのことを思って流した涙だと聞いています。

写　ピクチャーレコードもあるんですか。

大崎　ステレオコンポの販促品です。しかし、収録されているのは薬師丸さんの歌ではなく、当時のヒット曲のカラオケです。販促品で、この写真を使った掛時計もありました。この写真は、少女から大人の女性へと昇華する一瞬をとらえた、至極の一枚。彼女のカタログはほかにもありますが、このバージョンが図抜けて人気が高いです。

おおさききよし
1961年生まれ　株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔の昭和アイドルストーリー』（NACK5）など多数のラジオパーソナリティを務める

( 週刊FLASH 2022年6月14日号 )