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いまや2人に1人が検討する“樹木葬”…人気の理由は「檀家付き合い必要なし、値段も20万円から」

ライフ・マネー 投稿日:2022.06.13 06:00FLASH編集部

いまや2人に1人が検討する“樹木葬”…人気の理由は「檀家付き合い必要なし、値段も20万円から」

 

「購入したお墓の種類は『樹木葬』が41.5%で3年連続シェア1位」

 

 日本最大級のお墓情報サイト「いいお墓」が今年1月に実施したアンケートによると、ニッポンの墓に異変が起きているようだ。お墓や終活の情報サービス「Life.(ライフドット)」の広報担当・小野寺智子氏もこう語る。

 

「近年、最も注目されているお墓が “樹木葬” です。弊社の調査でも、2人に1人が検討しているという結果です」

 

 

 写写丸世代にとって、両親のお墓をどうするのかという問題は、遠からぬもの。前出の小野寺氏はこう続ける。

 

「以前は、皆さんが思い浮かべるような、家族で代々受け継いでいく一般墓というお墓が主流でしたが、ここ数年で樹木葬の人気が高まっています。樹木葬とは、墓石の代わりに樹木をシンボルに用いたり、納骨場所のまわりに草花で彩ったお墓のことです。人気の理由は、樹木葬の大半は永代供養になっていて、お墓を子世代に引き継ぐ必要がなく、個人や世帯単位のお墓として完結できることです。さらに、お寺で一般墓を建てる場合は入檀義務や、檀家づき合いが必要な場合がありますが、樹木葬は宗教不問のところがほとんどで、利用しやすいんです」

 

 1999年に、岩手県の寺院が始めたのをきっかけに全国で広まった樹木葬。比較的安価であるのも特徴だ。

 

「立地やデザイン、さらに埋葬人数や埋葬方法(個別か合祀か)によって費用が変動しますが、樹木葬の場合、20万円~80万円が一般的です。これには樹木葬の使用料、永代供養料、基本的な墓標、埋葬費などが含まれています。一方、一般墓は墓地代を含めて100万円を超えることが多く、樹木葬のほうが購入しやすいのです」(同前)

 

 全国で葬儀の仲介サービスを提供する「小さなお葬式」でも、樹木葬の依頼が増えているという。

 

「最安値のプランは、桜の樹の近くに合祀するもので一律9万円です。個別で納骨する場合、普通のお墓よりも自由度やデザイン性が高いのも、人気の理由です」(広報担当者)

 

 実際に、千葉県長生郡で樹木葬を運営する「森の墓苑」を訪れると、森に囲まれた丘陵で、大小の “墓石” がすくすくと育っていた。木の根元には故人の名前が刻まれた木のプレートが置かれている。

 

「我々は開発で失われてしまった自然を再生するために、もともと地域にある樹木を墓標として植え、森の再生を図っています。その費用捻出のために樹木葬をおこなっているというスタンスで、この考えに賛同してくださる方が契約されます。6年前に始まりましたが、1400区画のうちすでに約300区画が契約済みで、120区画は納骨も終わられています。値段は約66万円からです。また、1本の木のまわりに合葬するタイプは、約30万円からです」(担当者)

 

 木綿袋に遺骨を入れて埋めるため改葬などはできない。一度販売された区画が、再販売されることもなく、文字どおり “土に還る” のだ。ここ数年で見学者も増えているという。

 

「月40人~50人ほどの方がご相談に来られます。男女比は4対6で、女性の方が多いですよ。なかには『旦那と同じお墓に入りたくない』という理由の方もいらっしゃいます(笑)。ペットと一緒に埋葬される方もいますね。50代~60代の方からの相談がいちばん多いのですが、約半分は生前に契約されます。全体の4分の1~5分の1は、親から受け継いだ檀家を抜けてこちらにいらっしゃるので、時代の変化を感じます」(同前)

 

 名前のイメージから、広大な敷地が必要な地方にあると思われがちだが、じつは都心にも樹木葬は多く存在する。東京・神楽坂駅から徒歩3分ほどの距離にある「神楽坂あかぎガーデン」もそのひとつ。納骨堂・樹木葬を専門に運営する「宙の会」代表・臂幸子(ひじさちこ)氏が説明する。

 

「清隆寺という約400年の歴史を持つ寺院で、約2年ほど前に樹木葬エリアをオープンしました。都心の非常に便利な立地にある樹木葬ということで、『都市型樹木葬』と呼んでいます。芝桜とバラが咲き誇る庭園で、筒状の納骨箱に4霊まで納骨可能です。お寺の檀家に入る必要はなく、申込み後から50年間使用でき、その後は合葬墓により、永代にわたりご供養されます。アクセスのいい立地という意味では、納骨堂なども同じですが、それに比べると、屋外で明るい雰囲気であるというのが人気の理由だと思います」

 

 実際に、伯父夫婦を樹木葬で埋葬したという都内在住の50代女性はこう振り返る。

 

「千葉県内の山中にあるお寺に、斜面を拓いて樹木葬の場所が造られていました。伯父夫婦はキリスト教徒でしたが、宗派関係なく受け入れてくれました。生前に2人で樹木葬を相談していたようです。長年過ごした土地に還ることができる樹木葬はとても素敵だと感じています」

 

 この木なんの木、お墓の木はいかが?

 

<<お墓の種類による比較>>
【一般墓】
●特徴
屋外に石でできた墓石を建立する一般的なお墓
●価格
墓石代と土地代で100万円~350万円。維持費は年間数千円~1万5000円程度
●メリット
一度建てれば、代々受け継ぐことができる
●デメリット
高額で、跡継ぎがいない場合維持が困難

 

【納骨堂】
●特徴
遺骨を収蔵する棚が並んだ施設
●価格
利用料は10万円~150万円。維持費は年間1万円程度
●メリット
比較的安価で、利便性の高い場所にある
●デメリット
建物が老朽化する可能性がある。

 

【樹木葬】
●特徴
墓石の代わりに樹木や草花を墓標とするお墓
●価格
20万円~80万円。ほとんどの場合、維持費が不要
●メリット
比較的安価で、緑が多い場所で眠れる
●デメリット
最終的には合祀される 遺骨の取り出しが難しく、代々受け継げない場合がある

 

( 週刊FLASH 2022年6月21日号 )

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