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1杯1300円の「ヴィーガンラーメン」も!プチ贅沢にぴったりの“ちょい高”ラーメン3
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.08 06:00 最終更新日:2022.07.08 06:00
高級ホテルの料理が高いのは当たり前。馴染みのメニューを独自進化させた少しだけ贅沢な一皿を、メジャー級探究者が厳選。未知の食体験を!
今回はラーメン。飲食店プロデュースやコンサルティング、商品開発なども数多く手がける山路力也に選者となってもらった。
「今年に入ってから、ラーメン業界では「1000円の壁」を超えようという気運が高まりつつあります。2000年前後からラーメンは格段に進化し、より高いクオリティを求めようと原価率が上がっていきました。しかし、売価や消費者意識が追いついていない現状があり、それを変えるべく多くのラーメン店がラーメンそのものや店舗、サービスの価値を上げてきました。
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そして今、食材や原油の高騰、さらには人件費の高騰などもあり、既存の人気店が大幅な値上げを断行しはじめています。さらに新しくできたラーメン店などは、最初から売価を1000円以上に設定する動きが目立っています」
山路さんイチオシグルメは以下の通り。
●ヴィーガンラーメン醤油 1320円
<Vegan Ramen UZU Tokyo/東京・豊洲>
(住所/東京都江東区豊洲6-1-16teamLab Planets TOKYO内)
国際的アートグループ「チームラボ」が手がける墨絵の映像が投影された空間で味わう新たな食体験。動物系素材を一切使っていないとは思えない力強い旨味あふれるスープが白眉。昆布や椎茸、野菜の旨味が立体的に融合する。
●ラーメン 1000円
<拉麺處 丸八/福岡・東油山>
(住所/福岡県福岡市城南区東油山147)
福岡市郊外にある油山に佇む料亭「油山山荘」店主がかつて営んでいた、伝説のラーメン店が復活。和食の経験と技が生かされた豚骨ラーメンは、ワンコインの豚骨ラーメンもある福岡では破格の値段。山道を車で登らなければ辿り着けない行程も含めて楽しめる。
●喜多方らーめん煮干 1200円
<麺や七彩/東京・八丁堀>
(住所/東京都中央区八丁堀2-13-2)
素材にこだわった無化調スープもさることながら、注文を受けてから打つ手打ち麺が圧巻。目の前で粉から練って生地を延ばし、切り出して揉んで茹でる。熟成を一切させることのない、麺のみずみずしさを体感することができる逸品。
◎選者/山路力也(フードジャーナリスト)
飲食店プロデュースやコンサルティング、商品開発なども数多く手がけるほか、さまざまなメディアで活躍。かき氷にも詳しい
写真・福田ヨシツグ
※価格は注記のないものはすべて税込みです