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“モテるプロフ写真”は「自撮り」では作れません!SNSでも使える「模撮り」を徹底解説
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.16 06:00 最終更新日:2022.07.16 06:00
「じつは中高年層にも “自撮りアイコン” を使う人が増えています。背景にあるのは、コロナ禍のリモートワークでSNSを利用する際にアイコンが必要になったこと。ビジネスの場では誰が誰だかすぐにわからないと、いろいろな弊害がありますから」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)
すっかり日本語としても定着した「自撮り」。マッチングアプリやSNSなど、あらゆる場面で “顔” が必要とされる時代に「よし、俺も……」と思って写真を撮影しようとしたあなた。きっと、大きな間違いを犯しているはずだーー。
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「失敗した写真では、好印象に結びつきません」
こう語るのは株式会社アルファブルの宮崎楓太氏(27)。1万人以上の撮影実績を持つ同社の写真撮影サービス「Photojoy」のプロデューサーとしてコンサルティングするスペシャリストだ。
「弊社のサービスで撮影した写真をマッチングアプリのプロフィール写真にしたところ、多くの方のマッチング率が上がっています。写真の善し悪しで10%以上もマッチング率に差が出た、という当社内のデータがあります」(宮崎氏)
今回、特別に “モテるプロフ写真” のコツを教えてくれた。
「まず、昔の写真や手持ちの集合写真などをトリミングし、アイコンに使う人がよくいますが、服装に時代性が出たり、好印象には結びつきません」
そうなれば、 “自撮り” という選択肢が思い浮かぶだろう。しかし、それもNGだ。
「正確に言えば、スマホ画面上部にレンズ穴が配置されているインカメラによる撮影はNGです。大原則として、自撮りには本体背面のアウトカメラを使ってください。そのために、スマホスタンドやスマホ用三脚などを用意することから始めます」(宮崎氏)
インカメラの自撮りでは、カメラと顔の間の距離が取りづらく、顔が大きく見えてしまう。さらにインカメラでは解像度が低くなるうえに、中心部が歪んだ特有の写り方になってしまう。そこでオススメなのが、アウトカメラで、他人に撮影してもらったように模して撮る「模撮り」なのだ。
スマホカメラをセッティングする際、位置と高さを画面の真ん中に顔が映るように合わせる。アウトカメラは画面の外側が広がって写る仕組みのため、顔が広がらず、小顔に見せることができるのだ。そして、撮影はセルフタイマーと連写機能を用いておこなう。今回、「Photojoy」のカメラマン・菊川裕一朗氏が自らモデルに。菊川氏はこう話す。
「オススメは背景のある場所での撮影。無地の背景を使いこなせるのは、プロカメラマンだけです。自宅などだと生活感が出るので、屋外や公園がいちばんいいですね。自然光に顔を向けて撮影するだけで、顔のくすみやほうれい線は自然と目立たなくなります」
重ね重ねだが、まず大事なのはスマホを置いて、背面のアウトカメラで撮影することだ。三脚に限らず、屋内撮影で利用しているスマホスタンドなどを代用してもかまわない。
「公園で撮影すること自体に気後れするかもしれませんが、もう少し頑張ってカメラから目線を少し外し、誰かに撮ってもらったふうの写真に挑戦しましょう。そのほうが、好感度は高いです。それでも自分での撮影が難しいという人は、弊社の撮影サービスを利用してください(笑)」(菊川氏)
“模撮り” への勇気があなたを変える!
写真・梅基展央(撮影風景)