ライフ・マネー
「たこさんウインナー」そっくりの “新種” 生物!衝撃のかわいさに研究者もメロメロ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.19 17:49 最終更新日:2022.08.19 17:49
8月18日、「たこさんウインナー似」がTwitterのトレンド入りした。鹿児島県の川で見つかった新種と思われる生物の姿が、「タコさんウインナー」にそっくりーーというニュースへの反応だ。
《なんだこいつー めっちゃカワイイやん》
《電車の中のニュースで癒されました》
《こういうニュースだけ見て生きていきたい》
など、SNSには「かわいい」「癒される」という声があふれた。
【関連記事:巨大すぎる目、捨て身の技…「深海魚」にサバイバル術を学べ!】
この生物は、川に棲む「山太郎ガニ」とよばれるモクズガニなどに付着していることから「ヤマタロウヤドリツノムシ」と命名。体長は2ミリから5ミリ程度とのこと。
報道された写真をみると、丸い体に足が5本。おまけに黒い目のような点々が2つ。これは確かに、かわいいじゃないか……。
研究グループの鹿児島大学大学院・上野大輔准教授に話を聞いた。
「もともと地元の人は、こういう生物がいたことは知っていたのですが、それが新種であるとか、そういうことは考えませんからね。モクズガニだけでなく、大隅半島の固有種であるミカゲサワガニにも付着しています。
生物学の分類でいうと、『扁形動物』の一種。わかりやすくいえば、『プラナリア』などの仲間です。東南アジアに分布する種に近いのですが、DNAなどを調べたところ、新種の可能性もあるとみています。
5本あるのが触手で、お腹側にある吸盤でカニにくっついています。触手の付け根近くにある2つの黒い点は『眼』です。この形といい、眼といい、すごくかわいいでしょう。一緒に研究している人たちもメロメロなんですよ」
ちなみにこの上野准教授、2022年1月に新種の甲殻類を発見し、和名に「オシリカジリムシ」と命名したことで話題になった先生である。
ネット上では、ほかにも《たこさんウインナー似の新種が笹かまぼこにしか見えない》という意見もちらほら。新たな人気者誕生の予感だ。
写真提供・鹿児島大学 上野大輔
( SmartFLASH )