全国に1204ある道の駅を、自身のバイクでほぼコンプリートした平賀由希子さん。約15年前に大型バイクの免許を取り、勤め先の飲食店の経営者からツーリングに誘われたのが、道の駅にハマったきっかけだという。
駅を訪れると必ずお土産を購入し、実食してきた平賀さんが、北海道・東北地方の道の駅で買える“推し土産”を選出した。肉、魚介、果物、山菜……自然の恵みが生きた逸品が目白押し。まだ味わっていない人は、ぜひここで予習を!
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●北海道
クマヤキ(つぶあん) 200円
「あいおい」
住所:網走郡津別町字相生83-1
北海道といえば、人も食らうヒグマが日本で生息する唯一の地。駅近くの阿寒湖周辺にもよく出没するとか。一方、こちらは食べるのが惜しいような愛らしいクマ。地元産小麦粉と豆乳を使った生地がフワッと滑らかで美味
●青森
スチューベン大福 冷凍1個200円
「つるた 鶴の里 あるじゃ」
住所:北津軽郡鶴田町大字境字里見176-1
スチューベンとは米ニューヨーク州原産の、甘味が強めのブドウの品種名。同緯度の津軽地方の気候風土に合い、近年、駅がある鶴田町を代表する農産物となった。これをふんだんに餡に練り込んだ大福が、おいしくないわけがない!
●岩手
黒文字コーラ 1300円
「たのはた 思惟(しい)の風」
住所:下閉伊郡田野畑村菅窪151-6
近くの森にちなんだ駅名で、最近リニューアルされ、格段に充実した施設になった。黒文字は、一帯に繁茂するクスノキ科の樹木で、楊枝の原料にされ、根皮や枝葉は薬用にもなる。そのエキスを使用したクラフトコーラは、スパイシーな「大人の味」
●秋田
朝摘みいちじくパイ(パティスリー白川) 1個200円
「象潟(きさかた) ねむの丘」
住所:にかほ市象潟町字大塩越73-1
温泉を併設した駅で、露天風呂から望む日本海は絶景。名産のいちじくを使ったソフトクリームなど、多くのいちじく関連の商品を扱う。新鮮ないちじくの甘露煮を封じ込めたパイは、甘味と爽やかな酸味のマッチングが絶妙で、パクッと食べられる
●宮城
タコプリン 冷凍1個291円
「さんさん南三陸」
住所:本吉郡南三陸町志津川字五日町200-1
東日本大震災で大打撃を被った南三陸町。リアス式海岸の景観と豊かな漁場を誇る町の再生を道の駅に託し、多くの店が参集。新たな名物を、と開発されたプリンの正体は、地場産のタコの味わいが詰まったキッシュ
●山形
米沢牛しぐれ煮 350円
「米沢」
住所:米沢市川井1039-1
数々の米沢名物のなかでも、知名度ベスト1は米沢牛だろう。駅では生肉も扱うが、旅の土産にはハンディな、しぐれ煮が格好。ブランド牛だけあり、佃煮にしてもうま味は濃厚で、「ご飯のおともに最適」とか
●福島
山のきのこの缶詰(6号缶) 518円
「尾瀬街道みしま宿」
住所:大沼郡三島町大字川井字天屋原610
自然に恵まれた山間の里で、鉄ちゃんに人気の橋梁が名所。駅では生のきのこも販売するが、レトロなラベルの缶詰めに惹かれてしまう。味もしっかりついており、開けたら即、食べられるのも便利。セットは贈答品に喜ばれそう
愛車のバイクHONDA BROS650で、全国の道の駅をまわっている “旅ライダー”。現在、全1204カ所の道の駅のうち、1188駅を訪問。駅をめぐりながら、各地のおいしいものを食べ尽くしている。『マツコの知らない世界』(TBS系)など、メディア出演多数