ライフ・マネーライフ・マネー

「いちじくくるみぱん」(島根)「ぱんぽきん」(山口)達人に聞く全国「道の駅」後悔しない“推し土産”【中四国編】

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.28 06:00 最終更新日:2023.04.28 06:00

「いちじくくるみぱん」(島根)「ぱんぽきん」(山口)達人に聞く全国「道の駅」後悔しない“推し土産”【中四国編】

いちじくくるみぱん(島根)

 

 全国に1204ある道の駅を、自身のバイクでほぼコンプリートした平賀由希子さん。約15年前に大型バイクの免許を取り、勤め先の飲食店の経営者からツーリングに誘われたのが、道の駅にハマったきっかけだという。

 

 駅を訪れると必ずお土産を購入し、実食してきた平賀さんが、中四国地方の道の駅で買える“推し土産”を選出。とうふちくわ、オリーブそうめん…旅のネタになること請け合い。

 

 

●岡山
ひめのもち 670円
「がいせんざくら新庄宿」住所:真庭郡新庄村2190-1
県西北端に位置する人口約1000人の小さな村にある。かつては出雲街道の宿場街として栄え、日露戦争の戦勝記念に植えられた桜並木が名所。夏の昼と夜との寒暖差が激しく、餅米の生産に適するため、餅が名産となった

 

●鳥取
とうふちくわ 270円
「神話の里 白うさぎ」
住所:鳥取市白兎613
眼前に神話「因幡の白兎」で有名な白兎海岸が広がる駅。豆腐を主に、魚を少し使った「とうふちくわ」は、江戸初期からの鳥取東部の名物だが、現存するメーカーでは幕末創業のちむらが知られ、同社製品をここでも扱う

 

●広島
高野りんごのアップルパイ 350円
「たかの」
住所:庄原市高野町下門田49
県最北端のりんごの産地として名高い地域にある。朝晩の寒暖差がりんご作りに最適とされる。敷地内に雪室を備え、りんごを保管し、じゃがいもを熟成させている。アップルパイは年間6万個を売り上げる大人気商品で、通販でも冷凍品を購入できる。シャリシャリした食感にリピーター続出

 

●島根
いちじくくるみぱん 440円
「キララ多伎」
住所:出雲市多伎町多岐135-1
多伎町の特産は、日本海の潮風と太陽が育てた「蓬莱柿いちじく」。道の駅でも生果の通販を始めている。施設内の「キララベーカリー」のパンも好評で、いちじくの甘さとくるみの香ばしさがマッチした、このパンがとくに人気

 

●山口
ぱんぽきん 400円
「きららあじす」
住所:山口市阿知須10509-88
平成の大合併で山口市となった地域の駅で、強い甘みと栗のようなホクホク食感が特徴の、地場産かぼちゃ「くりまさる」を使った商品を多数販売。外はカリッと中はしっとりの、このかりんとうはドーナツ感覚で食べられる

 

●香川
オリーヴそうめん(半生) 440円
「小豆島ふるさと村」
住所:小豆郡小豆島町室生2084-1
小豆島南部にある駅。特産品のかけ合わせで、実をペースト状にして伝統のそうめんに練り込み、表面をオイルで仕上げてと、オリーブ尽くし。グリーンが鮮やかだが、味にそこまでオリーブの存在感はないので、どんな料理でも使える

 

●徳島
神山すだちダックワーズ 150円 ※卵の価格高騰で生産休止中
「温泉の里神山」
住所:名西郡神山町神領字西上角151-1
古くから塩水大明神として祀られてきた神山温泉のそばにある駅で、すだちと梅を売りにしている。ダックワーズとは本来、アーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子で、こちらはすだち果汁使用のクリームをサンドしている

 

●愛媛
じゃからピール 250円
「内子フレッシュパークからり」
住所:内子町内子2452
果実から木蝋を採取するハゼノキ栽培で栄えた町にある。大正期に建てられ現存する、芝居小屋「内子座」でも有名。愛媛ではじゃばらを「じゃから」といい、商品は文字どおり、その皮の甘露煮に砂糖をまぶしている。酸味と苦みのバランスが絶妙

 

●高知
ひがしやま。 238円(1枚)
「四万十とおわ」住所:高岡郡四万十町十和川口62-9
四万十川の中流の、増水時には川に沈むよう設計された沈下橋が多く見られるエリアにある。商品は名産のサツマイモの一種、人参芋を使った和製スイートポテトで、昨年には累計販売数も100万個を突破

平賀由希子

愛車のバイクHONDA BROS650で、全国の道の駅をまわっている “旅ライダー”。現在、全1204カ所の道の駅のうち、1188駅を訪問。駅をめぐりながら、各地のおいしいものを食べ尽くしている。『マツコの知らない世界』(TBS系)など、メディア出演多数

( 週刊FLASH 2023年5月2日号 )

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

ライフ・マネー一覧をもっと見る