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東京大塚「おにぎりぼんご」、全国の“弟子”たちが名産品を “ふんわり” と続々コラボ

ライフ・マネー 投稿日:2023.05.27 06:00FLASH編集部

東京大塚「おにぎりぼんご」、全国の“弟子”たちが名産品を “ふんわり” と続々コラボ

肉巻き、日替わりの青唐辛子味噌のおにぎり<埼玉県/川越/お結びしゅん>

 

 大塚の女将が握る、やわらかな食感。ひたすらに魅了された弟子たちが、次々と暖簾分け店を立ち上げ、全国区となった空前の “おにぎりブーム” の軌跡を辿る。

 

 カラーテレビ放送が開始した昭和35年、東京・大塚で日本一有名なおにぎり専門店「おにぎりぼんご」が開業した。

 

「強く握らずに、まとめるというイメージです」と語るのは、二代目の右近由美子さん。それまでの常識を覆すおにぎりが評判を呼び「いまでは6時間の行列ができることも」あるという。

 

 二代目の人柄に惹かれ、全国各地から弟子が修業や「おにぎり教室」に訪れる。

 

 

「私は弟子とは呼んでないんですけどね(笑)。うちと同じ味じゃなくていいんです、違って当たり前なので。最近は日本以外にも、韓国やカナダ、ドイツでも出店しているようです」

 

 そんななか、全国の“弟子”たちが、地域の名産品と続々コラボしているというのだ。

 

<埼玉県・川越/お結びしゅん>
住所/〒350-1196 埼玉県川越市脇田本町8-1 U-PLACE川越1階 standing bar matsuzaki内
営業時間/月曜・木曜・金曜(祝日を除く) 11:00~14:00

 

 ぼんごに半年間修業に通った女将の堀江真弓さんが、2022年から酒店を間借りして営業。ごはんソムリエの女将が選んだのは地元・川越のお米。前の晩に農家で精米してもらった米を炊く

 

<滋賀県・大津/野洲のおっさんおにぎり食堂>
住所/〒520-0046 滋賀県大津市長等2−3−40大津市長等商店街内
営業時間/11:00~17:00
定休日/水曜、不定休あり

 

 関西唯一の弟子・西川雅(あらた)さんが働く。

 

「滋賀県の伝統野菜の日野菜を使っています。甲賀市のお米を玄米で仕入れて低温管理して、当日精米します」(店舗責任者の藤井慶さん)

 

<福井県・あわら/おむすびいのり>
住所/〒919-0632 福井県あわら市春宮1-9-41
営業時間/ 火~金曜11:00~15:00 土曜・日曜・祝日8:00~14:00
定休日/月曜

 

 地元農家の食材を使用することにこだわり、定番メニューの「鯖」と「鯖のへしこ」も福井の名産品。店名の “いのり” は「右近さんからおにぎりは神様に捧げるご神物だったのよ」と聞き、決めたという

 

<羽田空港/おにぎりこんが 羽田第3ターミナル店>
住所/〒144-0041 東京都大田区羽田空港2-6-5 国際線旅客ターミナル4階 江戸小路10
営業時間/7:30~21:00
定休日/なし

 

「修業時代は右近さんに毎日怒られてました」と笑う代表の合田正伸さん。「使用している古式精米法のお米は甘みと粘りが特徴で美味しい。海外の方は100%しゃけを買います」。合田さんの次なる夢は「海外出店です!」

 

写真・木村哲夫、馬詰雅浩(野洲のおっさんおにぎり食堂)

 

※価格はすべて税込み表記

( 週刊FLASH 2023年6月6日号 )

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