総額10万円！「てんとう虫レコードプレーヤー」、激レア“緑色”モデルも

 

　コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開!

 

大崎　これ、知ってます？

 

写写丸（以下、写）　懐かしい！　友達の家にありました。レコードプレーヤーですよね。

 

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大崎　はい。子供向けの製品ですが、かわいらしいポップなてんとう虫のデザインが秀逸です。1974年発売で、定価は6990円。当時「ステレオ」は高級品ですから、子供が自分の部屋でレコードを聴けるのは画期的でした。

 

写　赤色は知っていますが、緑色なんてありましたっけ？

 

大崎　緑は非常にレアなんですよ。しかも外箱、取扱説明書つき。今では、動くものはほとんど残っていないかもしれません。針がダメになっていたり、電池のフタがなくなっているものが多いようです。

 

写　赤が2台あるのは？

 

大崎　初期型と後期型。わずかな違いがあるんですよ。

 

写　これでアニメの主題歌のソノシートを聴いていました。

 

大崎　33回転と45回転の切り替えが可能で、アルバムも聴けます。ドーナツ盤用のアダプターも付属しています。スピーカー内蔵で電池でも動くので、屋外でも使用できます。都市伝説的な話なんですが…黄色バージョンが存在したという噂があります。お持ちの方がいらしたら、ご一報ください（笑）。

 

おおさききよし
1961年生まれ　株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』（NACK5）など多数のラジオパーソナリティを務める

 

写真・梅基展央

( 週刊FLASH 2023年11月14日号 )