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不要だと思う「時候の文化・行事」を調査!「お歳暮」「お中元」を抑えた圧倒的1位は【アンケート】
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.01 18:20 最終更新日:2024.03.05 15:51
12月と言えば「お歳暮」の時期。今年1年お世話になった人に、感謝の気持ちを込めて渡す贈り物だ。しかし、このような日本の歴史の中で親しまれてきた文化や行事に、大きな変化が起きつつある。
就職・転職の研究や調査をおこなう「Job総研」(株式会社ライボ)が11月27日に発表した調査結果によれば、今年お歳暮を「送らない」と答えた人は45.9%、「たぶん送らない」は24.7%で、合わせて70.6%にもなったという(11月8~13日のインターネット調査。男女900人で男女比は6対4)。
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また年賀状については「送らない」は35.9%、「たぶん送らない」は15.6%で合わせて51.5%。やはり過半数を超えている。
そこで本誌は独自のアンケート調査を実施。「お歳暮」「年賀状」のような、日本の時候の文化・行事のなかで、「不要」「もうやめてい」と思うのは何かを、全国の30代から50代の女性500人にきいた。
では、「もうやめていい行事」トップ5から見ていこう。
【第5位】44票 お年玉
「もうやめたいい」理由は?
「大人になって、大変さが身に染みた。心底もうやめたい」(30代・パート・大阪府)
「お金はもらうものではなくて稼ぐものだと、子どもの頃からわかっていたほうがいい」(40代・無職・東京都)
「お正月ではなくてもしょっちゅう孫にたかられています」(50代・無職・青森県)
「自分には子どもがいないので、あげる一方で不公平」(30代・香川県・会社員)
「旦那の兄弟の子どもたちにはあげたくない」(30代・パート・沖縄県)
【第4位】57票 お歳暮
「もらったら何か返さないと、みたいな感じになり、気を遣うのが嫌」(40代・会社員・山形県)
「渋々続けていますが、気持ちどうこうより、形だけのやり取りになってしまっています」(40代・農業・鹿児島県)
「品選びが面倒だし、相手の好みに合っていないこともあるはず」(50代・派遣社員・三重県)
「家計の負担。物価高騰のいまこそ、国民全一致でやめた方がいい」(30代・会社員・愛知県)
【第3位】59票 暑中見舞い
「年賀状だけで十分でしょう」(50代・パート・滋賀県)
「書いたことがありません。もらっても誰からなのか、ほとんど記憶がない」(40代・会社員・大阪府)
「どう考えても、必要性を感じない」(30代・無職・千葉県)
「実際、もうほとんど廃れてしまってると思います」(30代・アルバイト・静岡県)
【第2位】63票 お中元
「お歳暮があるから。年に一度でいい」(50代・主婦・宮城県)
「年に1回でいい。贈る方も贈られる方もお互い面倒」(40代・派遣社員・熊本県)
「数年前、ずっと送っていた方にもお話してやめました。なにも困らないです」(50代・主婦・京都府)
「感謝の気持ちというけど、実際には送らなかったら相手にどう思われるかと、気にして続けているだけの人が多いはず」(40代・派遣社員・大阪府)
【第1位】217票 年賀状
「LINEなどのSNSで十分」(30代・会社員・福岡県)
「いまは仲のいい人にスマホで『あけおめ』するだけ。普段付き合いのない人にまで送るのは無意味だと思う」(50代・パート・和歌山県)
「これだけメールなどが普及したいま、喜ぶのは郵便局だけ。エコに逆行してる」(30代・パート・千葉県)
「いまどきはお互いの住所を知らない付き合いも増えています。わざわざ年賀状を送って住所を知られるのも、何か怖い」(40代・無職・東京都)
「年末になると年賀状のせいで毎年ストレス。手間がかかるしお金もかかる。でも、辞めどきがわからない…」(40代・パート・滋賀県)
4割以上の票を集めた年賀状。日本郵便の発表によれば、発行枚数は2003年がピークで約44億6000万枚。それが2023年は14億4000万枚と、3分の1以下にまで減少している。
第6位以下は、次のとおり。
【第6位】21票 成人式
【第7位】11票 春秋の彼岸
【第8位】9票 お花見
【第9位】4票 節分
【第9位】4票 ひな祭り
【第9位】4票 お盆
【第9位】4票 七五三
【第13位】3票 端午の節句
( SmartFLASH )