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「まだ10円台キープ」うまい棒が2度目の値上げ発表するも、ネットは熱い支持「よく踏ん張っていただけた」

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2024.09.25 15:20 最終更新日:2024.09.25 15:20

「まだ10円台キープ」うまい棒が2度目の値上げ発表するも、ネットは熱い支持「よく踏ん張っていただけた」

選挙のPRなどにも利用されているうまい棒(写真・時事通信)

 

 大人気スナック菓子「うまい棒」が2度めとなる値上げを発表したが、世間からは多くの “支持” が集まっている。

 

 9月24日、同商品を販売する株式会社やおきんは、2024年10月1日の出荷分より、現在の販売価格12円から3円値上げし、15円で販売することを公式サイトで発表した。

 

 販売開始から今年で45周年を迎えたうまい棒は、原材料の物価高騰により、2022年4月、10円から12円へ初の値上げ。2度めとなる価格改定について、公式発表では、

 

《2022年以後も主原料であるコーンや植物油をはじめとした原材料全般の価格上昇が進み、人件費・包装資材費・配送費等も更に大きく上昇してまいりました。このような状況では自社内でも許容できる範囲をさらに超えてきており、今後も商品の継続・安定供給を図る為》

 

 と、理由を明かしている。

 

 

 同社の公式Xでも、価格改定についてポストされると、1日で55万いいね、約3400万回のインプレッションを獲得するなど、多くの反響を得ている。

 

 Xには、こんな声が多く集まっている。

 

《15円でも20円でも怒りません。会社が存続しないことのほうが困りますので。》

 

《まだ10円台キープしてる企業努力が素晴らしい。。!》

 

《これは物価高だから仕方がない。働く人の給料が上がり、美味しいうまい棒をつくってくれたら嬉しい。美味しいお菓子を安く食べれて感謝しかない》

 

《仕方ないです。よく踏ん張っていただけました!1本30円でも買いますよ!》

 

「新型コロナウイルスの感染症拡大、ロシアのウクライナ侵攻、円安などにより、2022年から値上げラッシュが始まりました。

 

 帝国データバンクの調査によれば、2023年の食品の値上げ品目数は3万2396品、平均値上げ率は15%ですが、2024年は原材料やエネルギー、物流費など製造コストのさらなる増加にともない、品目数は1万1872品と大幅に減ったものの、平均値上げ率は17%と、前年を上回っています。

 

 コスト増のなかでも、うまい棒の発表にある『人件費、包装資材費、物流費』がとくに大きくなっており、こうした状況下で、なんとか10円台をキープする企業努力に支持が集まっているということでしょう。

 

 これまで日本では、長いあいだ、いわゆるデフレスパイラルが続いてきました。商品の値段は基本的に下がるもので、値上げがあるとすぐに消費者が離れしまう、という固定観念です。

 

 ただ、昨今の原材料費や製造費の高騰ぶりは誰もが知るところ。値上げに対しても理解する人が増えてきたということでしょうね」(経済担当記者)

 

 食べられなくなるより、値上げのほうがマシなのは、言うまでもない。

( SmartFLASH )

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