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「『甘さ控えめ』なんて言葉、大嫌い(笑)」芝田山親方の大好物は「なじみの商店街」の「こしあんぱん」

「こしあんぱん」を片手に笑顔の芝田山親方(写真・福田ヨシツグ)
《無性にあんぱんが食べたくなる》というSNSへの投稿が絶えない、NHK連続テレビ小説『あんぱん』。では、パン好き有名人が愛するあんぱんは? 日本全国からよりすぐりの傑作を紹介!
元横綱・大乃国の芝田山親方(62)のイチオシは、「ラ・スリーズ」(東京・浜田山)の「こしあんぱん」(190円)と、「くるみのつぶあんぱん」(220円)だ(いずれも税込み)。
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「僕は、入門した15歳から杉並にいるんです。この商店街もなじみの場所で、『お、新しいパン屋さんができたんだな』と、通うようになりました。このラ・スリーズは地域密着で値段も努力してるのに、いつも、つい4、5000円くらい買っちゃうんですよ(笑)。
僕は惣菜パンよりも、あんぱん、ジャムパン、クリームパンという、昔からの“御三家”が好きです。カスタードクリームが『これでもかっ!』と、あふれんばかりに入っているのとかね。『甘さ控えめ』なんて言葉、企業の戦略だから大嫌いだね(笑)。
この店では、しっかりした味わいの『こしあんぱん』が、とくにおいしいと思います。焼きたてをそのまま食べるのもいいし、1日たっても、生地がパサパサしないんです。
僕はもう、25年以上も『スイーツ親方』を名乗っていますが、そのルーツは北海道の東部、十勝平野の芽室(めむろ)町にあります。実家は農家で、小豆やてん菜糖、小麦など、いろいろと作っていました。あんぱんは、器に注いだ温かい牛乳に浸して食べたものです。思い出の味だね。いまも、あんぱんにはホットミルクが理想です。
実家の近く、芽室町上美生(かみびせい)にある『カントリーブラン』の店主が水にこだわり、人里離れた土地で焼く『酒種アンパン』は、帰省したときには必ず買いにいきますし、たまに妹に送ってもらっています。
僕にとって、パンはスイーツとは別の仲間。スイーツといえるのは、ラスクとシュトーレンくらいかな(笑)。だから家にたくさんスイーツがあっても、こうして買いに来ちゃうんですよね」
しばたやまおやかた
日本相撲協会理事。何を食べても飲んでも、定期的な血液検査や尿検査は正常値だという
ラ・スリーズ
住所/東京都杉並区浜田山3-28-9
営業時間/11時~20時
定休日/日