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大量のデータ分析で判明した「脈あり」かどうかがわかる言葉
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.03.21 11:00 最終更新日:2018.03.21 11:00
男女の結びつきについて、用語分析が役に立つ。
たとえば2度目のデートに到達できるかどうかは、初回のデートの言葉遣いでわかる。
このことは、スタンフォード大学とノースウエスタン大学の研究者らによる合同研究で示されている。彼らは異性愛者向け婚活パーティー参加者を数百人規模で調べ、相性の良さを感じさせるもの、もう一度デートしたいと思わせるものは何かを探ることにした。
まず伝統的なデータとして、身長、体重、趣味を聴取し、こうした要素が恋愛的関心と関わっているかどうかを調べた。女性は平均的に、背が高く趣味が同じ男性を好んだ。男性は細身で趣味が同じ女性を好んだ。別に今に始まった話ではない。
だが研究者らは、新たなデータも収集した。参加者に録音機を持たせ、その録音をデジタル化した。こうして、言葉遣い、笑っているかどうか、そして口調などを分析することができた。男女のいずれについても、相手に興味があるかどうか、相手のどこに惹かれたのかを調べることに成功したのだ。
こうしたデータが教えるものは何か?
第1に、相手への興味の示し方だ。男性が相手に好意を伝える方法の一つは明快だった。女性のジョークに笑うことである。だがもう一つは、それはど明快ではなかった。声調を単調にするのである。
ある研究では女性は男性の一本調子な声を男らしく感じがちであるとされている。ということは、男性は、おそらく無意識に、好ましい女性の前でことさらに男らしく振る舞うのだろう。
この調査では、女性は興味のある相手と話すときには声調を変え、より柔らかな口調で、会話がより活発になる傾向を示すこともわかった。
特定の言葉遣いも女性による男性への興味の重要なしるしだ。
女性が緩衝的表現、たとえば「たぶん」とか「だと思う」などと言うときには、おそらく相手に興味がない。
男どもよ、もし女性がどんな話題であれ緩衝的表現を用いるときには――たとえば「っぽい」「みたいな」「たぶん」などと言うときには――彼女はあなたに「たぶん興味ないっぽいみたいな感じ」かもしれない。
だが自分語りをする女性は、あなたに関心がある。要するに、気になる女性の口から男が聞きたい最高の言葉は「私」である。それは彼女が気を良くしていることのしるしなのだ。
さらに感情や意志を表す言葉遣い、たとえば「〜ってこと」とか「そうでしょう?」なども脈ありのサインだ。なぜか? 研究者らは、これらの言葉が相手の興味を引くためのものだからとしている。
これらは、フレンドリーで、温かく、仲良くなりたい気持ちを示唆している――ってこと。そうでしょう?
では男女ともにどんな話し方をすれば意中の相手の気を引くことができるか? 男が女性の気を引くための話し方について、データは雄弁に物語っている。
女性は、自分のリードに従う男性を好む。男が自分のジョークに笑ってくれることや、自分が持ち出した話題に添って話してくれることのほうを、話題を勝手にころころ変えられるよりも好む。それほど意外でもない。
さらに、支援を表明し、共感してくれる男性をも好む。男が「そりゃいいね!」とか「かっこいよ、それ!」などと言うと、女性はつながりを強く感じる。「それは大変だったね」とか「気の毒に」なども同様だ。
女性にとって残念なニュースもある。男性が女性を気に入るかどうかに、会話はごくわずかな役割しか果たしていないのだ。
その点では、容姿の重要性が他の要素を圧倒している。
そのうえで言うが、女性がわずかであれ意中の男の気を引く可能性を増す言葉がある。既述の「私」である。男は、自分について語る女性により惹かれやすいのだ。
女性は自分語りをしたデートの後で、よりつながりを感じやすくなる。だから初めてのデートで女性についての話題が多ければ吉兆だ。女性が気を良くし、男が話題をころころ変えなかったことに感謝している証拠だ。2度目のデートは有望である。
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以上、セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ氏の新刊『誰もが嘘をついている〜ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性』(光文社刊)より引用しました。グーグルの元データサイエンティストが、男女の性的な悩みや願望、借金を返す人と踏み倒す人の差まで、意外すぎるデータを初公開!