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【ニャイス・トゥー・ミート・ユー!】京都の治療院のねこ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.03.24 06:00 最終更新日:2018.03.24 15:40
桂離宮から約1キロ。鍼やお灸、マッサージなどで、自然治癒力を引き出す治療をおこなう「のぐち治療院」を訪れると、茶白の「まろ」がお出迎えしてくれる。
「まろは生後2週間のころ、母ねことはぐれたのか、兄弟ねこと2匹で迷っているところを、保護ねこ活動をしている友人に保護されました。
そのとき、飼わないか勧められましたが、すでに『ぷーすけ』『にゃあ』という2匹のねこがいたので、うまくやっていけるか心配でした。それで、すぐには返事ができなかったんです」(院長の野口倫代さん、以下同)
そうこうしているうち、まろが病気になってしまう。風邪をこじらせ、結膜炎で左目が開かなくなり、ご飯も食べなくなってしまったのだ。
「そこで、私がいつもお世話になっている獣医さんに連れていきました。治療を受けている姿を見ているうち、この子は私が守ってあげなければ、という思いが込み上げてきて。それが、引き取る決め手でしたね」
気になる先住ねこの反応だが、ぷーすけは高齢だったためか、無関心。人見知りのにゃあも、最初こそ「シャー!」と威嚇していたものの、次第にまろの存在を受け入れた。今では、3匹そろって野口さんと一緒に寝ているほど。
治療院には顔をほとんど出さない先住の2匹に対し、好奇心旺盛で「じっとしていないのが長所」というまろは、患者が来ると大喜び。施術がすんだ患者に、紐やおもちゃで遊んでもらっているうちに、人気者になっていった。
「鍼をねこパンチされたりしたら困りますから、施術中の立ち入りは禁止です。まろは隣の部屋にいて、終わるころになると、ニャーニャー鳴いて治療室に入れろと催促してくるんです(笑)」
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(週刊FLASH 2018年1月16・23日合併号)