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羽生善治竜王が待ち続けた「将棋界のいちばん長い日」

ライフ・マネー 投稿日:2018.04.03 06:00FLASH編集部

羽生善治竜王が待ち続けた「将棋界のいちばん長い日」

 

 3月2日朝8時半前、静岡県静岡市の「浮月楼」に一番乗りした稲葉陽八段(29)は、終始緊張した面持ちだった。

 

「将棋界のいちばん長い日」
 約1年にわたっておこなわれるA級順位戦の最終局。10人の棋士が朝9時から深夜まで、佐藤天彦名人(30)への挑戦権をかけ一斉に戦う。将棋界でもっとも注目を集める1日だけに、緊張するのも無理はない。

 

 今期は、将棋ソフト不正使用疑惑が晴れた三浦弘行九段(44)の復帰で、A級棋士は11人。“永世七冠”となり、国民栄誉賞を受賞した棋界の第一人者・羽生善治竜王(47)が余波を受けた。

 

「人数が奇数なので、羽生さんだけ先に全対局を終え、最終日は対局がなかった。羽生竜王は6勝4敗で、この日の他棋士の対局結果によっては、挑戦権をかけたプレーオフに残れる可能性があった。対局はないものの、『一局一局を慎重に見守っていきたい』と言っていましたね」(将棋関係者)

 

 羽生竜王も会場に姿を見せ、同時に5人の将棋ファンを相手にする多面指し対局指導、サイン会に立っていた。さすがの人気、ひっきりなしに周囲に人だかりができている。

 

 昼過ぎに会場をいったん抜けると名古屋で講演。21時、名古屋から会場に戻ってくるなり、対局の大盤解説に臨む多忙ぶりだ。

 

 最後までもつれた、久保利明王将×深浦康市九段戦の終局は0時15分過ぎ。久保王将(42)が敗れ、史上初の6人でのプレーオフに羽生竜王も残った。

 

「11人のうち、半分以上だからね〜」と、羽生竜王は笑った。張りつめていた解説会場がどっと沸く。深夜にもかかわらず、100人ほど残っていた聴衆の緊張がほぐれたようだった。

 

 それにしても、名人位をかけた戦いに、なぜ棋界全体が盛り上がりを見せるのか。

 

「名人には、A級でないと挑戦できない。降級すれば、確実に名人位は1年遠ざかります」(観戦記者の椎名龍一氏)

 

 名誉がかかっているだけではない。

 

「順位戦の対局料は、実質的に棋士の月給となっています。A級からB級に降級すれば、その額が3割程度下がるといわれています。再びA級に戻るには、B級1組13人の上位2人に入らなければならず、そこで苦労する棋士が少なくないのです」(同前)

 

 名人戦は4月11日に始まる。

 

(週刊FLASH 2018年3月20日号)

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