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金融資産「5億円以上」この5年で2万世帯も増加していた!

ライフ・マネー 投稿日:2018.05.25 09:00FLASH編集部

金融資産「5億円以上」この5年で2万世帯も増加していた!

 

 他人の小遣いは誰もが気になるもの。そこで今回、本誌読者世代の「月の小遣い」を徹底調査。金額とその使い道から、二極化の様子が浮かび上がってきた。

 

 今回、本誌が調査対象としたのは、30〜50代の「既婚」「配偶者・子供と同居」「世帯年収1500万円未満」の男性3638人。調査の結果、平均世帯年収は698万円、月の小遣い額は平均3万220円であることが判明した。

 

●金持ち写写丸
年収 1200万円
月の小遣い 4万9000円
趣味 テニス
健康維持に使うお金 月に1万5000円

 

●平均写写丸
年収 698万円
月の小遣い 3万220円
趣味 ギャンブル
健康維持に使うお金 月に4334円

 

●金欠写写丸
年収 300万円
月の小遣い 1万2000円
趣味 食べていくだけで精一杯
健康維持に使うお金 月に3000円

 

 データをよく見ると、サラリーマンの世界に新たな階級社会が生まれつつある様子がうかがえる。だが、エコノミストの森永卓郎氏は、アベノミクスにより、さらに上の階級が出来つつある、と指摘する。

 

「アベノミクスで株価が上がっても、賃金はむしろ下がっています。普通のサラリーマン層はみんな苦しくなっていますが、ごく一部の人は、とてつもなく豊かになっているんです」

 

「超富裕層」と呼ばれる金融資産約5億円以上の世帯は、2015年度で約7万3000千世帯(野村総研調べ)。2013年度に比べ約2万世帯、増加している。

 

「そういう層が港区に住むから、5億円、10億円なんていうマンションが売れるわけです」

 

 ちなみに、東京都港区の住民の所得が高いのは、株式の譲渡益がとてつもなく多いからだという。

 

「“働いていない人”が金持ちになっているというのが、現状だと思います。一説には、今の日本は革命前の時代のフランスにそっくりなんだそうです。金持ちが税金を払わず、贅沢三昧して女遊びに明け暮れて、税金は庶民がすべて負担させられる社会。

 

 その結果、フランスでは革命が起きるのですが、今の日本は社会が分断され、富裕層の本当の暮らしをほとんどの庶民は知らないんですよね。だから日本では、革命が起こらないんだと思います」

 

 サラリーマンの階級社会だけでもぞっとするのに、さらにその上にある階級社会。毎月の小遣いアップを目指すには、もはや革命しかないのか?

 

(週刊FLASH 2018年5月1日号)

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