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健康食品を疑え!乳酸菌もヒアルロン酸も欧米では相手にされずライフ・マネー 2018.09.13

健康食品を疑え!乳酸菌もヒアルロン酸も欧米では相手にされず

 

 悪質な業者のなかには、治療法のない病気などで苦しむ人に「これさえ食べれば治る」と健康食品を売りつけるケースもある。国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部長の畝山智香子氏がこう話す。

 

「健康食品を薬のように考えている人も多いですが、医薬品と健康食品は、まったく別のものだとしっかり意識すべきです。錠剤やカプセル、粉末の状態の健康食品が多いのは医薬品に擬態しているにすぎません。

 

 

 あくまでも食品なので、摂取したときどんな成分がどんな作用を引き起こすか、といった詳細な実験もおこなわれていません」

 

 日本の健康食品には、国が機能表示などを許可する「保健機能食品」もある。

 

 保健機能食品には「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」があり、なかでもトクホは「○○が気になる方に適しています」など、特定の効果の表示について、国の審査を通過した健康食品として、人気がある。

 

 しかしここにも大きな問題があると畝山氏は言う。

 

「トクホでも機能性表示食品でも、欧米では科学的根拠がないと判断されている機能を堂々とうたっている商品が多くあります」

 

 血圧を下げるとされているペプチド類、おなかの調子を整えるとされる乳酸菌などは、トクホの定番の成分だが、欧米では食品への表示が認められていない。

 

 また機能性表示食品は、企業が自己責任で有効性などを消費者庁に届け出ただけの食品で、国による審査はない。

 

 皮膚の保湿に役立つとされるヒアルロン酸、関節の健康に役立つとされるコラーゲン、軟骨痛に効果があるとされるグルコサミンなどが、日本では多くの機能性表示食品に含まれている。これらもEUでは科学的根拠が認められていないのである。

 

「ヒアルロン酸やグルコサミンを飲んでも、それがそのまま患部に届くことはありません。ちなみに、健康食品の宣伝によく『抗酸化』という言葉が使われます。しかし酸化=呼吸であり、生きることそのものが酸化なのです。

 

 それを抑制すればいいことしか起きない、そんなことなどありえません。つまり、抗酸化という言葉だけで説明が終わっていたら、科学的根拠はないと言っているのと同じです」

 

 医薬品の場合、安全性を徹底的に確認しなければならない。そのため、新しい薬が世に出るには、10年以上の時間と200億円以上の費用が必要といわれる。

 

 それに比べ健康食品の場合、トクホでさえ開発費用は1商品につき数千万円程度だという。 

 

「小さな業者でも簡単に参入できてしまうのが、健康食品業界です。しかも利益幅がかなり大きく、“ボロい商売” の典型。過去にトラブルを起こした業者が、社名を変え、同じような商品を販売しているようなケースもあります」

 

 消費生活コンサルタントの森田満樹氏が指摘する。

 

「規制がほとんどないため、多くが野放し状態です。当然、トラブルも多く、被害相談は急増しています」

 

 国民生活センターと全国の消費生活センターによるデータベース「PIO-NET」には、サービスを利用したことで体に怪我や病気などの害を受けた「危害情報」のデータが収集されている。

 

 2014年度に583件で4位だった健康食品は、2016年度には1866件となり、トップに躍り出た。その数は、2014年の3倍以上になっている。2017年度はさらに増加している可能性が高い。

 

 安易な宣伝文句にだまされないようにしたい。

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