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年末年始は「初めてのネットマンガ」でコンテンツ三昧に挑戦
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2018.12.27 11:00 最終更新日:2018.12.27 11:00
「ネットでマンガや動画が手軽に見られるとは聞くけど、使い方も費用もわからず怖い」
そんな迷える壮年諸兄はご注目。いまやスマホやタブレットの公式アプリを使えば、簡単、安全、明朗会計でエンタメサービスを利用できる。
「大手出版社が運営するサービスなら、懐かしの名作から入れてわかりやすいですよ」
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『少年ジャンプが1000円になる日』の著者で、マンガに詳しい大坪ケムタ氏が語る。
「名作で基本の使い方を身につけたら、ネット発の作品も読み、“ごひいき”を見つけて応援するのが醍醐味です」
大坪氏が続ける。
「ネットマンガの強みは、日本全国どこでも最速で見られるスピード感と、連載作品が一定話数は無料で読めることです。SNSとの連動も魅力で、とくにネットデビューの作家さんはSNSに積極的。交流して一緒に盛り上がれるんですよ」(大坪氏、以下同)
さらにネットマンガにしかできない特別な仕掛けも魅力のひとつだという。
「矢吹健太朗先生が『少年ジャンプ+』で描かれている『ダーリン・イン・ザ・フランキス』は、更新された日の0時から8時まで、お色気シーンで乳首が見えるんですよ(笑)」
では、初心者はどうやって馴染んでいけばよいのか。
「40代や50代の男性なら『ジャンプ+』から始めてみてください。『DRAGON BALL』『るろうに剣心』といった『週刊少年ジャンプ』全盛期のマンガに加え、『ONE PIECE』など現在の人気連載作品が無料で再連載されていて親しみやすいです」
ただし、そうした大作はほとんどの話が有料で、一気読みはできない。公式サイトでも読めるが、アプリに慣れる練習台にするのがよいそうだ。
「ほかのサービスも、基本は『ジャンプ+』と同じシステムです。出版社系サービスですと、『コミックDAYS』。『ああっ女神さまっ』や『係長 島耕作』などの名作とオリジナルが連載中です。
『ヤングマガジン』『モーニング』をはじめ講談社の6誌がそれぞれ数号分読み放題で月額667円(税別)という、かなりお得なサービスが特徴です。『マンガワン』は、『闇金ウシジマくん』や、最近は手塚治虫作品の『ブッダ』や『ブラック・ジャック』が再連載され、オリジナル作品も多く揃っています」
他方で、テレビCMでよく見る、出版社が限定されないIT系サービスも人気だ。
「圧倒的に作品数が多いのが『LINEマンガ』です。毎日、何十作も更新されるので、探すだけで大変。意外と、大作よりアニメ化直前の話題作のほうが閲覧数が多いようです」
加えて、コミック誌が単体で運営するWEBサイトや、SNSで連載されている作品もある。代表的なサービスと特徴、分類は以下にまとめてあるので参照してほしい。
「ゴールは連載初期の作品を発掘し、SNSなどで応援してヒットさせることです。皆さまも一緒に、ヒット作を育ててみませんか?」
【出版社ポータルネットマンガ“3大派閥】
●出版社ポータル
・少年ジャンプ+
・コミックDAYS
・マンガワン など
「選りすぐりのヒット作と、オリジナル作品の発掘、応援を楽しめます」(大坪氏)
●雑誌サイト
・やわらかスピリッツ
・となりのヤングジャンプ
・くらげバンチなど
「雑誌のカラーを感じるオリジナルと有名作のスピンオフが魅力です」(大坪氏)
●IT系サービス
・LINEマンガ
・ピッコマ
・Renta! など
「幅は広いのですが、ヒット作以外の作品とオリジナルが少ないです」(大坪氏)
(増刊FLASH DIAMOND 2018年11月10日号)