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健康診断の基準値に騙されるな!「肝・腎機能」の真実
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.01.30 16:00 最終更新日:2019.01.30 16:00
取材に乗じて、「不摂生のカタマリ」を自認する本誌記者(44歳、男性)が、健康診断結果を、大櫛氏に見てもらった。
「肝機能の数値がひどいです。お酒をかなり飲まれるそうですが、やはりその影響でしょう。尿酸値が高いのは、体内に炎症があるということ。
疑われるのは、おそらく肝炎です。肝硬変にまでは至っていないと思いますが、お酒を控えたほうがいいでしょう。肝臓は復元力が強い臓器なので、この段階ならまだ回復すると思います。
BMIは問題なし、血圧も大丈夫。総コレステロールと中性脂肪の脂質の数値が基準を超えていますが、これは『本当の基準値』内。血糖も基準値オーバーですが、43歳男性の『本当の基準値』では範囲内です。とにかく問題は肝機能です」
血圧、脂質、糖尿、尿などに「異常を認めます」とのコメントがあったが、大櫛氏によれば、この程度なら気にすることはないという。
まあ、よかったというか、ほっとしたというか……。 とはいえ、酒量を減らさないと肝硬変、肝ガンへとまっしぐら。「しばらく断酒します」とうなだれる記者であった。
【本誌記者の数値/44歳、男性】
・BMI:21.2
・腹囲:75
・血圧:最高134~最低84※
・GOT:268※、#
・GPT:160※、#
・γ-GTP:483※、#
・総コレステロール:223※
・HDL-C:84
・LDL-C:111
・中性脂肪:154※
・血糖:107※
・HbA1c:5.1
・尿酸:7.5※、#
・クレアチニン:0.66
※は、健康診断で、「経過観察、精密検査、再検査の必要あり」と指摘
#は、大櫛氏が改善を指摘
モデル・保崎麗
※数値は大櫛陽一著『健康診断「本当の基準値」完全版ハンドブック』(宝島社)より抜粋(男性のデータ)
(週刊FLASH 2019年2月5日号)