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出荷累計は4億9000万個「ガンプラ」の生産拠点はお宝だらけ!
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.09 16:00 最終更新日:2019.05.09 16:00
中年男性なら誰しもが、一度はガンダムのプラモデル、「ガンプラ」を作ったことがあるだろう。2006年3月に誕生した、バンダイホビーセンター(静岡県)は、匠の技が光るガンプラの生産拠点だ。
「ガンプラは、接着剤を使わずに組み立てることができ、塗装をする必要もない。手軽なのにクオリティが高いのが特徴です。特殊な技術を持った職人が何人もいるのが、うちの強みですね。
ガンダムシリーズのプラモデルは、現在までに約4億9000万個を出荷しています。ガンダムが好きな各世代の方に、喜んでいただきたいという思いから、過去に発売されたものを、新しい技術で作り直して発売することもあります。
初代ガンダムから最新作までファン層が広く、人気があるので、つねに各世代に対して目配りしながら、製作しています」(バンダイホビーセンター)
「ガンプラの聖地」と呼ばれるバンダイホビーセンターでは、世界中で販売されているガンプラのほとんどが生産されている。
冒頭の画像は、現在も生産を続けている、初代ガンダムの金型とランナー(組み立て前のパーツと枠)。ガンプラの歴史は、ここから始まった。今では、真っ白なパーツ類が新鮮に映る。
正面ロビーには、歴代のガンプラが勢揃い。設計図や、試作用のモックアップ(模型)など、貴重なアイテムを展示してある。
1階は工場スペースだ。ガンプラ特有の多色成形機が、ズラリと並んでいる。ちなみに地下は、金型の保管庫だ。そして3階は、オフィス。企画開発、製品設計、デザイン、金型設計、品質管理などを同じフロアでおこなっている。
バンダイホビーセンターのスタッフは、「地球連邦軍」をイメージしたユニホームを着用。上の画像のワッペンは、「シニアマイスター章」で、優れた技術を持つスペシャリストの証しなのだ。
(週刊FLASH 2019年4月23日号)