もしもSMの女王様が「豚キム春雨」を作ったら…

　これまで夏バテ解消レシピを紹介してきたのに、何？　レシピを見ても読むだけで作っていないですって？　そんなおバカさんには、女王様からのお叱りが必要なのではないでしょうか。

　今回もレシピの提供は『月たった2万円のダイエットふたりごはん』の著者・奥田けいさん。あくまでも奥田さんが女王様ということではないので、勘違いしないでくださいね。それでは、女王様の料理スタート！

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　いいかい？　今回作るのは、「豚キム春雨」よ。こんなに料理を紹介したのに、めんどくさがって作ろうともしない豚野郎にはピッタリの料理ね。

　まずは材料をしっかりメモしなさい！

春雨50g
豚こま切れ200g
サラダ油大さじ1
キャベツ3～4枚
キムチ200g
ゴーヤ3分の1（わたを取り、5ミリ幅くらいに切っておけ）

【合わせ調味料】
味噌大さじ1.5
みりん小さじ2
酒大さじ2

　失敗は許さなくてよ。

（1）まずは春雨をお湯で戻しなさい！

春雨をお湯で戻すことも知らなかったの？　ホント、あなたの無知に乾杯ね。手を休めるんじゃないの！　

（2）豚こま切れ肉をサラダ油で炒めなさい。何ボーッとしているのよ。火が通ったらゴーヤと手でちぎったキャベツを入れなさい！

　私が、高みの見物ですって？　それ、だ～い好きなの。熱いとか言ってるんじゃないの。それなら、もっと熱～いのが必要じゃなくって？　ロウソク垂らしてやろうか。イヤなら全力で料理しなさい！

（3）キャベツとゴーヤに火が通ったら、お湯で戻した春雨とキムチを入れて軽く炒めるの。そこに合わせ調味料を加えなさい！

　炒めるのは軽くって言ってるでしょ！　炒めすぎるとキムチは風味が飛んで酸っぱくなってしまうのよ。シャキシャキ感も損なわれてしまう。キムチがフニャフニャになってしまったら、まるでアナタじゃない！　最低よ。何で、フライパンを置いたの？　誰が休んでいいと言ったのかしらねぇ。休む権利なんて与えませんから。

（4）最後に全体をよく混ぜて味が薄ければ塩こしょうをふったら完成よ。

　どう、美味しい？　そうでしょ。味噌とみりんの濃いめの味付けのおかげで、ビールが飲みたくなってきたでしょ。でも、ビールなんてあげないから。

　喜びなさい。ご褒美は、私の笑顔よ。もっと、ご褒美が欲しいの？　それは、ちゃんともっと料理を作ったら、の話よ。そしたら、いいことシ・テ・ア・ゲ・ル。

おくだけい　1990年生まれ　三重県出身　大阪樟蔭女子大学学芸学部インテリアデザイン学科卒。自身初の書籍『月たった2万円のふたりごはん』（幻冬舎）が10万部のベストセラーに。現在、『月たった2万円のダイエットふたりごはん』（KADOKAWA）が発売中