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「ガンプラW杯」準優勝作品「ライフルで狙撃する一瞬を切り取る」

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.04 11:00 最終更新日:2019.12.04 11:00

「ガンプラW杯」準優勝作品「ライフルで狙撃する一瞬を切り取る」

写真・志波慎寿介

 

 11月17日に開催された「ガンプラ ビルダーズ ワールドカップ」(GBWC)日本大会で準優勝となったのが、第1回大会を見て、本格的にガンプラを作り始めたネアニスさん。

 

「高校生のときに初めてMGザクIIを買ったのがガンプラの始まりです。その頃はガンダムも見たことがないのに、『かっこいいメカの立体物』として気になって手を出してしまいました(笑)。

 

 

 その後すぐにGBWC第1回を見て、『いま目の前にあるプラスチックが、技術とセンス次第でどんな形にも化けるんだ』と感銘を受けたのを覚えています。以後、10年近くコツコツと大学のサークル仲間とともに作品を作ってきました」

 

 作品の「一閃」は、MGジムスナイパーIIのキットをベースに、MGシナンジュなどネオジオン系モビルスーツのパーツをミキシングして制作された。

 

「設定的に『ネオジオンに鹵獲された(ジムスナイパーII)』という作品なので、改造にはすべてネオジオンのパーツを使ったのがこだわりです」

 

写真・志波慎寿介

 

 作品の全体の構図、構想は2019年5月ごろに決め、制作に1~2カ月かけた。

 

「例年GBWCはヒロイックな、かっこいい機体が一つどっしり中央で構える作品が多い印象があります。ただ、今回の作品名はあくまで『一閃』。主題をモビルスーツではなく『狙撃という行為そのもの』に置きたかったんです。

 

 全体の彩度を落とし、まずはビームに目が行き、狙撃の一瞬を切り取るような、そんなジオラマを目指しました」

 

 準優勝という結果は、次回作に向けて大きな糧になった。

 

「初めて大きな会場で展示、審査員の方に講評までいただき、改めて作品を見られることについて意識できました。

 

 次からは自分の表現したいことをどうやってより魅せるか、自分の好みや得意なところを、どうやって作品に落とし込み伝えていくかが肝になると感じています。

 

 これからも『自分が最高にかっこいいと思えるガンプラ』を貫いていこうと思います」

 

※使用したキットはメイン:MGジムスナイパーII、右腕・ライフル:MGシナンジュ、左足・デブリ:HGUCクシャトリヤ・リペアード、その他ミキシング:HGUCサザビー、HGUCヤクト・ドーガ、ビルダーズパーツ系統

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