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帰省ラッシュ「居眠り運転」防止法を聞き込み調査した

ライフ・マネー 投稿日:2019.12.21 06:00FLASH編集部

帰省ラッシュ「居眠り運転」防止法を聞き込み調査した

 

 マイカー帰省となれば、ハンドルを握るお父さんの “使命” は眠気との戦いだ。そこで、本誌はさまざまな眠気対策グッズを調査。同時に、プロのドライバー諸氏から伝統・我流を織りまぜたアイデアを取材し、実際に効果のほどを試してみた。

 

 まず、女性ドライバーからの支持率が絶大なのがアロマテラピー。

 

 

「眠気覚ましには、気分をリフレッシュさせて集中力を高める精油がオススメ。車の灰皿に脱脂綿を入れ、そこに柑橘系の精油を数滴垂らせば、ずーっと香っているし、必要に応じて蓋の開け閉めも可能です」(女性ドライバー)

 

 では、プロドライバー陣の対策ぶりやいかに。
 まずはタクシードライバーの方々に質問したら、これがじつに古典的とゆうかシンプルで……。

 

「公園の水道で顔をバシャバシャ洗うね」
「梅干しを食う」
「冷たい缶ジュースを買って首を冷やしてるよ」

 

 ならばもっと長距離を走る、高速道路利用のトラック運転手はどうか。

 

 サービスエリアで休憩中のドライバーに聞いたところ、全員が「とにかく途中で寝る」と答えた。ほかに、「コーヒーは思いのほか、効かない。最近はクールミントの錠剤がいいよね。それと定番のガム」「南天のど飴」といった具合。最近は「トメルミン」など、眠気止め薬も充実している。

 

 夏の帰省は「エアコンの風で足元を冷やす」人も多いが、冬のヒーターだと、ポカポカして眠気に襲われる可能性もある。
 さて、そのほかの眠気対策は?

 

●カフェイン・ハッカ系の強力ドリンクや飴

 

 サービスエリア、薬局などで見かけるのが、コーヒー数杯分のカフェインが含まれているドリンク類。味覚はコーヒーシロップのようだが、飲むとたしかに目がショボショボしなくなり、かなり長時間、効きめが持続。飴類はハッカ風味が主流。口に入れた瞬間シュワッとなるが、味に慣れてしまうと効きめは半減。

 

●塩味、酸味で頭をシャッキリ粗塩&梅干しなめなめ

 

 タクシー運転手に支持多し。しょっぱさ、酸っぱさで眠気を退散させる。「粗塩をひとつまみ口に含む」「紀州の梅はおいしいし効果絶大」。酢、タバスコのイッキ飲みもオススメだとか。

 

●目のまわりを冷やして運転するアイマスク

 

 冷蔵庫で1時間以上冷やしてから使用するアイマスク。運転で疲れた目には、ヒヤッとした冷却効果がバツグンで、一瞬で目が覚める。

 

●長距離運転手が編み出したタオル凍らせ押し付け法

 

 同じくヒンヤリ系。
「タオルにたっぷりの水を含ませ、一晩冷凍庫で凍らせる。カチンコチンに固まったタオルを市販のビニール袋に入れて出発。これをダッシュボードに置いておき、眠気が襲ってきたら、目や首などにあてて体温を下げる。これで6時間はもつんですよ」(トラック運転手談)

 

●痛みに頼る究極の秘技・シャーペン太股突き刺し法

 

 某売れっ子男優のマネージャーが実践しているという荒ワザ。
「血も出ますけど、痛みと怒りが増幅され眠気に勝つ! 度胸があれば、スネ、首筋にも。タレントを送迎するのが役目なので、眠るわけにいかないんです」

 

●目が一発で覚めるツボ「胸鎖乳突筋」を押す

 

 マッサージの専門家がこう話す。
「基本的に眠くなるのは、脳内の血量が減少して酸素量が少なくなるのが原因だから、血量を促して新鮮な酸素を送ってあげればいいんですね。

 

 いちばん効くのは、下顎骨の付け根と同じ高さにある首筋の、固いコブのような塊(胸鎖乳突筋)を横から指で把握してあげること。そうすると一瞬体にビリッと電流が走ったような感じで熱くなり、パッと目が覚めますよ。

 

 さらに頚椎の後ろについている筋肉の外側(板状筋)を親指で脳天に向けて押してあげると、頭と目の奥に響きます。頭痛や目の疲れにはかなり効果的ですね」

 

●強力ゴムで頭をバチン!法

 

 これもトラック運転手の伝授ワザ。眠気には激痛がいちばんということで、幅3センチの強力ゴムでこめかみを狙って何度も打つ。痛さより、ドキドキ感で目が覚めそう(笑)。

 

●眠気の原因は酸素不足だから…携帯用酸素吸入法

 

「眠気の原因は酸素不足に決まってるだろ!」といちおう正しそうだが、何度吸ってもまったく効果が見られない。真偽は不明のままだ。

 

 いずれにせよ、睡魔と戦う前に、ひと眠りするのが一番のようだ。

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