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先人たちの「セカンドキャリア成功談」資格取得で夢を追求
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.04.01 16:00 最終更新日:2020.04.01 16:00
「人生100年時代は楽しい!」……ばかりではない。定年後も、“自分たちの生活費を、自分たちで稼がなければならない” 世の中になっているのだ。せっかくだから、再雇用などといわず、「第2の人生」に踏み出したい……。いち早く、そんな道に踏み出した先輩に、成功のコツを聞いた!
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東京ガスの関連会社で24年、その後、東京ガス本体に出向という形で5年間在籍。江隈和男さん(71)は、給湯器などの暖房機能を新築物件に組み込む「TES(ガス温水暖冷房システム)」の施工管理一筋で、腕を磨いてきた。
定年後に登録した高齢者専門の人材派遣会社のあっせんで、マンションなどの内覧会に立ち会う仕事をしている。
「これも以前の仕事の延長線上。知識と経験が役立っています」(江隈さん)
定年後を見据えて、「二級建築士」や「建築施工管理技士」の資格を取得。現在も、京都造形芸術大学の通信教育で、「一級建築士」の資格の勉強を続けている。
「建築士の資格が、施工管理の仕事に直接必要なわけではありませんが、ゼネコンさんや電気設備業者さんとの打ち合わせの際、知識が役立ちます。
資格を取っただけでは一級建築士になれませんが、『街づくりや古民家保存などの活動に、ボランティアのような形ででも携われれば』と思っているんです。夢は失いたくありませんしね。
勉強が忙しくて、暇を持て余すことも、まったくありません。好きな山登りができないのが不満なくらい、充実しています」(同前)
(週刊FLASH 2020年3月24日号)