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近藤誠医師「悪玉コレステロールが多いほど長生きできる」ライフ 投稿日:2014.05.15 15:00

「総コレステロールが正常なのに、中性脂肪が高いといわれる人が多いと思うんだけど、これはある種の陰謀なんだよ。結論から言えば、中性脂肪は気にしなくていい。それと、悪玉コレステロールも善玉コレステロールも気にしなくていいんだよ。歴史的に言うとね、総コレステロールの値を基準にして、220以上は薬を飲みましょうと、ずっと日本動脈硬化学会がやってたわけ。ところが、そんなのはむちゃくちゃなの」

 

そう語るのは、元慶應病院放射線科の専任講師で、現在「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を主宰する近藤誠医師(65)。「検診は受けるな」と主張し、長年にわたって医学界を革新してきた近藤医師はこう続ける。

 

「じつは、男性はコレステロールが高いほうが長生きするし、女性にコレステロールの薬を飲ませているのは日本だけだということが次々にわかってきて、いろんな批判が高まったんだよ。僕だけでなく、東海大学医学部の大櫛陽一名誉教授や、薬害の専門家の浜六郎さんとかいろんな人が言いだしたわけ。それだけじゃなく、人間ドック学会や日本脂質栄養学会とかも基準はおかしいと言うようになって困っちゃった。それで総コレステロールは除外し、目くらましで善玉とか悪玉とかいろいろ言いだして、一般の人はわけがわからなくなっちゃった。そうやって日本動脈硬化学会はなにがなんでも薬を飲ませようとしているだけなんだよ」

 

東海大の大櫛医師が’95年から’05年まで、神奈川県伊勢原市で男性約9900人(平均年齢65歳)、女性約1万6000人(平均年齢62歳)を追跡調査して、善玉・悪玉コレステロールの値と原因別の死亡率を調べたところ、驚くべき結果が出た。

なんと男性では悪玉コレステロールが低い人ほど死亡率が高くなった。つまり、悪玉は高いほど長生きできるわけだ。逆に善玉コレステロールは値が大きくても小さくても死亡率が高くなった。男性では善玉と悪玉が逆の作用をしていたのだ。

 

また女性では、悪玉コレステロールの影響はほとんどなく、善玉コレステロールが高いほど死亡率が低下した。善玉コレステロールは女性にとってのみ“善”だったのだ。

 

「中性脂肪が高いと血液をサラサラにしましょうとか言うけれど、あれもいい加減な話でね。サラサラ、ドロドロというのはどっちかというと赤血球の問題だから、本当に血液がサラサラになったら、貧血になって死んじゃうよ」(近藤医師・以下同)

 

近藤医師は、現在使用されている健康基準値がおかしいと以前から指摘してきた。

 

「やっぱり基準値外が“異常”ということはおかしいんだよ。何度も言うけど、そもそも基準値外でもべつに病気じゃなかったんだよね。でも、それを病気だと強弁しないと、今あるほとんどの内科が潰れちゃうわけ。基準値なんて気にしなくていいんだよ。困るのは病院と製薬会社だけなんだからさ」

 

 

(週刊FLASH 2014年5月27日号)

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