彼氏から「結婚する相手じゃない」って……そんなこと言う？

　子供のころは群れるのが苦手で、一人でお菓子を作るのが好きだった。

「両親は公務員で、普通の中流家庭でした」

　大学は文学部で演劇を専攻。サークルで映画製作を楽しんだ。処女喪失は19歳。

　商社に就職して海外営業に就く。東南アジアを担当していた1年前、現地在住の日本人を好きになり、遠距離でつき合うことに。

「伝統楽器の奏者で、彼の音楽に魅せられたのですけど、感性が独特の人で……」

　２カ月に一度の逢瀬。「私のこと好き？」と聞くと「顔がすごいタイプなわけではない」。……大ショック！

「それでいいの？」と問うと「大きく外れているわけではない」。セックスはいつも一方的で正常位。

「たまには騎乗位も」と試したら「あまり、気持ちよくない」。「そうですか、では戻りましょう」。

　挙げ句の果て半年後に「結婚する相手ではない」と。

「それ言っちゃうの！」

　衝撃すぎて、しばらく起き上がれなかった。今も、連絡はない。

「これって、やっぱり振られたってことですかね？」

『「私のパンティ見せちゃいます」』

佐藤菜々子さん（仮名）33歳
身長・150cm、体重・51kg
世田谷区在住　
職業・商社海外営業
出身・千葉県
昨年の年収・約500万円
部屋の広さ・31㎡
家賃・8.5万円
居住歴・3年
部屋に上げた男性・4人
ベッドに上げた男性・4人
彼氏の有無・なし（半年）

写真&文・野澤亘伸