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レジェンド女優・沙羅樹 “全裸監督”村西とおる氏が引き出した“リアルなイキ顔”
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.02 20:00 最終更新日:2022.09.02 20:00
沙羅樹さんを見いだした“全裸監督”村西とおる氏には、リアリティへの強いこだわりがあった。
「監督とは、いつも打ち合わせがありませんでした(笑)。監督に言われていたのは『カメラが回ったらセックスシーンに関してはストップをかけたくない。それでもよくない場合は、しかたなくストップをかける』ということ。それで、絶対に撮影を止めてはいけないと思ったんです」
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途中でギブアップできない緊迫した現場に、思わずエクスタシーが最高潮になったという。
「私、それまではずっと自分がSだと思ってたんです。ところが、緊張感と羞恥心のなかで撮影された本作で、Mの私が開花していったというか……。あの緊張感や興奮を覚えてしまうと、プライベートのセックスが物足りなくて、カメラに撮られていないとイケなくなってしまいました。職業病でしょうか(笑)」
当時は、疑似が主流の時代。ところが村西氏から「君は本番したほうが絶対に人気が出る」と言われて本番に臨んだという。
「村西監督から自分のセックスシーンを見るなと言われて、じつは自分のイキ顔を見たことがありません(笑)。自分の喘いでいる表情を見ると、より色っぽくしようとか計算が働いて、演技をつけてしまうと。どうしていいかわからない戸惑った表情とか、おどけたり、恥ずかしがってる表情に、監督は徹底的にこだわったんです」
村西氏が引き出したリアルなイキ顔は、師弟を超えた絆の賜物だ。
さらいつき
1986年、橋本ルミ名義でAVデビュー。同年、村西とおる監督率いるクリスタル映像に移り、沙羅樹に改名。“ビロードのような肌”とも称された美肌とコケティッシュな魅力で、黒木香さんと並ぶクリスタル映像の二大看板だった
写真・岩松喜平
取材/文・寺井広樹