「成人男性の3人に1人」ED（勃起不全）を防ぐ絶倫料理（1）

左上から時計回りにだし巻き卵、カツオのたたき、筑前煮、とろろオクラ、味噌汁、納豆ごはん

　2012年に日本性機能学会がおこなった調査によれば、勃起不全＝EDと答えた人は、日本の成人男性の35％にもなった。

「ED予防や治療には、心理療法、薬物療法と併用して、食生活の見直しが必須です。食事をとる時間も規則正しいのが望ましい」

　男性機能の悩みを専門に扱う、池袋ユナイテッドクリニッ クの細田淳英院長は話す。 　そこで、EDを防ぐ絶倫料理を紹介するぞ！

●【だし巻き卵】これが効く：卵のビタミンE

　タンパク質、鉄分、亜鉛、ビタミンEが豊富。エレシチンには血液中のコレステロール値を正常にする働きがあり、ED予防に最適。

　卵に塩や砂糖、片栗粉などとだしを混ぜ、白身を切るように混ぜる。弱火〜中火のフライパンに卵の３分の２量を流し込み、広げて焼く。半熟状態で片方に寄せ、形を整えた後ひっくり返し、残りの卵で巻く。

●【カツオのたたき】これが効く：カツオのビタミンB1とB2

　良質なタンパク質だけでなく、疲労回復や精力増強に役立つビタミンB1とB2が豊富。

　皿に玉ねぎスライスをのせ、その上に好みの厚さに切ったカツオのたたきを並べる。カツオの上にかいわれ大根･大葉･青ねぎ･生姜を盛ってもOK。

●【筑前煮】これが効く：ごぼうのアルギニン

　ごぼうのアルギニンは精力サプリメントは男性ホルモンを活性化させる。

　下ごしらえした野菜を軽く炒める。酒を加えて強火で煮立たせる。甘さを見ながら、砂糖と醬油で味を調える。落とし蓋をして20分ほど味をしみこませる。

●【納豆ごはん】これが効く：納豆のナットウキナーゼ

　納豆にしかない酵素ナットウキナーゼは血流を促進。

　タレを入れた納豆をよくかき混ぜ、ごはんにかけて、ネギをのせたら完成。スーパーやコンビニでも簡単に手に入り、パパッと作れる身近な精力めし。

●【味噌汁】これが効く：味噌のタンパク質

　ペプチド・アミノ酸などのタンパク質と、大豆のイソフラボンやビタミンEも多く含有。

　だしが沸騰し、豆腐やなめこ、わかめなど好みの具材に火が通ったら一度火を止め、味噌を溶き入れる。煮立たせないように火を入れる。

●【餃子】これが効く：にんにくのアリシン

　にんにくには、豊富な亜鉛に加え、アリシンという、血液をサラサラにする効果がある成分が含まれる。精子の原料であるリジンも多く含む精力食材である。

　冷凍餃子をごま油を塗ったフライパンで強火で焼き色がつくまで焼く。水を全体に回しかけ、蓋をして中火で5分。蓋を外して水分が完全になくなるまで焼いたら出来上がり

●【レバニラ炒め】これが効く：豚レバーの亜鉛 ニラのアリシン

　豚レバーの亜鉛、鉄分は牛の2倍。ビタミンA、B群、Cも多い。ニラに含まれるアリシンは疲労回復、精力増強を促進する２つの精力食材コラボ。

　レバーは調理前に1時間ほど、牛乳に浸し臭みをとる。強火で玉ねぎやねぎ、ニラを炒め終わったら、もやしと食べやすい大きさに切って、炒めたレバーを混ぜ合わせて完成。

●【うな丼】これが効く：うなぎのビタミンA

　ビタミンA、ビタミンB1・B2、ビタミンEに加え、鉄分や亜鉛、EPA・DHAも多く含有している。まさに天然の精力剤といえる。

　市販の蒲焼きをアルミホイルにのせ、酒を振る。魚焼きグリルにのせて中火で3分ほど焼く。丼にごはんとうなぎをのせて、タレをかけたら出来上がり。タレの量はお好みで調節。

（週刊FLASH　2016年5月24日号）