昨年8月に引退して以降、現在も雲隠れ状態の島田紳助(55)。今年1月に吉本興業の大崎洋社長(58)が復帰に向けてラブコールを送ったものの、本人にその気があるのかないのか一向に伝わってこない。ところが、ある吉本興業関係者が「紳助が宮古島市長選に出馬」という仰天計画が浮上していることを明かした。
「かねて『南の島で暮らすことが夢』と公言してきた紳助さん自身が、番組でもお世話になった宮古島のためになるならと、市長選への出馬を考えているようです。選挙で一定の票数を得れば、世間に"みそぎ"が受け入れられたという分かりやすいメルクマール(指標)にもなる。結果的にこれが芸能界復帰への第一歩にもなるかもしれません」
番組とは、10年4月から昨年8月まで放送された『紳助社長のプロデュース大作戦!』(TBS系)。宮古島市内に建てた民宿『夢来人』を舞台に、島の活性化プロジェクトを進める内容だ。市の観光協会は「番組が放送された年、市の観光客は初めて40万人を突破した。紳助さんに市の観光大使になってほしいとアプローチしたことが2度ほどあった」と話す。
それにしても「出馬」はどこから出てきた話なのか。じつは紳助には、引退後の身の振り方を相談してきた人物がいる。この男性は沖縄などでサンゴ礁の保護、育成事業に取り組んでおり、「紳助出馬」も紳助がこの男性と連絡を取るなかで出てきたという。ある宮古島市議は歓迎するとしたうえで、次のように話す。
「これから半年間かけてじっくり地元の要望を聞き、きちんとしたマニフェストを作っていければ、我々が組織的な応援に動く可能性もあります。宮古島には大阪など関西から移ってきた人が5000-6000人はいます。若い有権者も紳助さんについていくでしょう。宮崎県の東国原英夫前知事のような存在になって、大いに盛り上げてほしいですね」
(週刊FLASH 2012年2月28日号)