芸能・女子アナ
SMAP解散で「キムタクをミリオン歌手に」大作戦!
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2016.12.15 17:00 最終更新日:2016.12.15 17:00
「2年後に後悔するよ」
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(85)は、SMAPのメンバーひとりひとりとの面談でそう話したという。解散騒動渦中、6月から7月にかけてのことだ。
大手出版社の編集者として、ジャニー氏と仕事上の付き合いがあった作家の小菅宏氏が語る。
「この発言を知ったとき、とても驚きました。ジャニーさんは、自分のプライドを曲げてまで、他人にものを頼む人ではない。45年前から何度もお会いしていますが、ジャニーさんが『すぐに』ではなく『2年後』と期限を切るような発言をするのを、私はこれまで聞いたことがありません」
ジャニー氏を弱気にさせたSMAPの解散騒動。12月31日の解散まで、もうわずかな時間しかない。事務所内ではすでに「解散後」に向けて動いている。
木村拓哉(43)は1月からのドラマ日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)、4月公開の映画『無限の住人』での主演が決まっている。
「この映画にジェイ・ストームがかかわっている。ジャニーさんの姪であるジュリー氏が社長を務める会社で、ストームは『嵐』の意味だ。これまでSMAP関連の仕事は、マネージャーの女性(退社)が役員を務めていたジェイ・ドリームがかかわっていた。今後は、事務所の後継者であるジュリー氏が木村くんを手がけることがはっきりした」(小菅氏)
分裂騒動でキムタクがただひとり事務所残留を貫いたからこその扱いだが、さらに彼をアーティストとして大成させようという計画が進んでいる。
「SMAPからミュージシャンとして唯一の『本格的ソロデビュー』となる。プロデューサーには『世界に一つだけの花』の槇原敬之の名前が挙がっている。SMAP独立を止めた『功労者』として、ミリオンヒットを目標に事務所は全力で支えていく」(芸能プロ関係者)
対照的に、独立を主張した一人、香取慎吾(39)は夕刊紙で「引退」が報じられた。
「正直なところ、一生働かなくてもいいくらいの貯金はあるはず。本人は『もう辞めてもいい』くらいの気持ちでいるのではないか。最近の彼を見ていると、以前のような生気がなくなっているのが気になる」(小菅氏)
来年9月の契約切れと同時に、全幅の信頼を置く元マネージャーのもとに走るとみる関係者もいる。
「女性マネージャーが来年新会社を立ち上げ、香取と草彅剛はそこに入ると聞いた。中居正広は一時独立派の中心人物のようにいわれたが、じつは2人ほど事務所と仲は悪くない。これまでどおり司会業をメインにやっていくのではないか。稲垣吾郎も事務所に残る」(別のプロダクション関係者)
小菅氏は「ジャニーさんはじつはSMAPが好きなのだと思う」と話す。
「彼には、50年間この仕事をやってきたというプライドがある。いま人気の嵐は、ジュリー氏に作らせたようなグループ。SMAPを、自分の仕事の集大成にしたいと考えていたと思います」
そのSMAPの解散で、ジャニーズ事務所はどう変わるのだろうか。ジャニー氏は現在85歳。姉の藤島メリー泰子副社長は12月25日に90歳を迎える。
以前ジャニーズ事務所の代表取締役はジャニー氏一人だったが、2年前にメリー氏とジュリー氏が代表取締役(副社長)に就任、副社長2人体制となっている。
「メリーさんが『女帝』なのは外向けの顔で、家族には母性を発揮する。娘のジュリー氏に、経営面での手法を相当伝授しているでしょう」(小菅氏)
将来やってくる「ジュリー政権」への地固めは着々と進んでいる。
(週刊FLASH 2016年11月29日、12月6日号)