「こっち、こっち〜!」と、都内のサッカー場に響く聞き覚えのある声の持ち主は、Mr.Childrenのボーカル・桜井和寿(42)。全国ツアーも終わり、桜井はこの日、所属するサッカーチームの練習試合に参加。昼休みの会社員たちが眺めるなか、ピッチでは20分のゲームが5試合おこなわれた。
最初の2試合でFWに入った桜井は、走る、走る!! 日本代表の岡崎に負けないぐらいのサイド攻撃を見せる。ボールを受けてはセンタリングを上げ、何度も味方のチャンスを演出。自らも足を振り抜き、ゴールを決めた!
後半の3試合は、ポジションをDFにチェンジ。100分間ピッチを縦横無尽に走る姿は、とても42歳とは思えない。パワフルなステージをこなす体力は、サッカーで養われているようだ。
桜井のいるチームには、日本テレビの”ラルフ”こと鈴木崇司アナ(38)や、お笑いトリオ『春夏笑冬』の一員で帝京高校サッカー部出身の加藤謙太郎(31)も参加。加藤は高校で全国大会準優勝を2度果たしている。相手チームには市立船橋高校サッカー部出身、ペナルティのワッキーも。そんな豪華なメンバーのなか、桜井はいちばん目立っていた。
5月10日に発売されたミスチルの2枚のベストアルバムは、オリコン’12年上半期アルバムランキングでも1位・2位を独占。合わせて250万枚をプレスしている。桜井はそのすべての曲を作詞・作曲しており、印税は推定約7億円!! 超リッチで、サッカーがうまくて、歌も上手な、非の打ちどころがない42歳。桜井の『7億円シュート』は、悔しいけれどとても輝いていた。
(週刊FLASH 2012年7月10・17日合併号)