「最高の最後のお仕事ができました。皆さん、10年間ありがとうございました!」 7月26日、真夏の人気イベント『お台場合衆国』のステージで満員の観客を前に、フジテレビ・中野美奈子アナ(32)が感謝の言葉を口にした。
7月いっぱいで退社する彼女にとって、局アナとして最後の仕事。番組収録のエンディングでは、山口百恵の引退のようにステージにマイクを置く仕草をみせた。
「会場には熱狂的なナカミーファンが殺到。『10年間ありがとう!』と書かれたお手製のうちわを片手に、大声で声援を送っていました」(居合わせた観客)
だが、去る人あれば来る人もある。本誌は来春入社予定のフジ女子アナ内定者情報をキャッチした。新しくアイドルアナに仲間入りしそうなのが内田嶺衣奈(れいな)クン(22)だ。
‘90年1月、東京生まれの彼女は現在、上智大学文学部フランス文学科に在籍している。これまで女優のともさかりえらが所属する大手芸能事務所に籍を置き、原嶺衣奈の芸名でドラマや舞台などに出演してきた。
女子大生キャスター出身だった今年4月入社の宮澤智アナ(22)に続き、フジとしては2年連続「タレント出身アナウンサー」の採用となる。
また彼女は、フジテレビの西山喜久恵アナ(43)、テレビ東京の大橋未歩アナ(33)らを輩出した「ミスソフィア」では、本名で2011年のグランプリに輝いている。入社前の実績は申し分ないのだ。将来の夢は「笑顔が似合う、人に温かい感情やプラスの影響を与えられる女性になること」という彼女の素顔は……。
舞台制作関係者はこう語る。
「人当たりがよく、優等生タイプ。いい意味でアクがないコですね。共演者やスタッフには自分から積極的に話しかけて、打ちとける。女子アナにありがちな『ツンとした完璧な女性』ではない。親近感が湧きますね。我々の間では『フジじゃなくて、テレ朝とかにいそうなタイプ』と話しています。キャラが濃い、フジの先輩女子アナに影響されないか、ちょっと心配ですが」
(週刊FLASH 2012年8月14日号)