世界的に大ブレイクしたピコ太郎。彼を「プロデュース」する古坂大魔王(43)は1990年代に一世を風靡した『ボキャブラ天国』出身だ。
「古坂さんは群を抜いておもしろい人。仕事の量が逆転したことはあっても、おもしろさではかなわなかった」
先輩・古坂大魔王をそう評するのは、アンタッチャブルの柴田英嗣(41)だ。柴田の『ボキャブラ天国』初出演はゴールデンの時間帯に放送された1997年。古坂は底ぬけAIR-LINEのメンバーとして出演していた。
「爆笑問題さんがいて、ネプチューンさんがいて、くりぃむしちゅーさんがいて……追いかけるのに精いっぱいでした。だが、番組の影響力はすごかった。地元に帰ると写真とサイン攻めです。自分がビートルズかと勘違いしちゃうくらいちやほやされましたね」
そうそうたるメンバーのなかで、古坂は当時から輝いていた。
「古坂さんはボケの新幹線なんですよ。自分がおもしろいと思うことを突き抜けていく。駅には止まらない(客に合わせない)。
20年前からあんな感じですからね(笑)。早すぎたんですね」
古坂とはプライベートでも仲がいい。2人でライブを開催したことがある。
「ブレイク後に連絡をしましたが、『忙しいよ~』とぼやいていました。この機会に、古坂大魔王の名を世に知らしめてほしい。『ボキャ天』は天才が集った番組。またやるなら、出たいですね」
(週刊FLASH 2016年12月27日号)