芸能・女子アナ
長井秀和が清水富美加を勧誘 芸能人はなぜ新宗教を信じるの?
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.03.26 17:00 最終更新日:2017.03.26 17:00
「清水富美加さん、待ってます」
清水富美加(22)の出家宣言の直後、長井秀和(47)は、彼女を創価学会に「公開勧誘」した。
「創価学会芸能人の方が幸福の科学より、沢山いますからね」とSNSに書いた長井は、学会員であることを公言する数少ない芸能人の一人。彼が指摘するように、芸能界には創価学会をはじめ新宗教の信者がいることは事実だ。そこで本誌は、新宗教について、機関紙に登場したり行事に参加したりするなど、なんらかの関わりを持っている芸能人について調査した。
たとえば創価学会のイベントに参加したり、インタビューに答えているのは、長井秀和、久本雅美、段田安則、岩隈久志、高橋ジョージ、雪村いづみ、山本リンダ、柴田理恵、岸本加世子、田中美奈子、ねづっち、ロベルト・バッジョら。
天理教は中島みゆきや日馬富士ら。
霊友会は藤山直美や薬師丸ひろ子、稀勢の里ら。
彼らの発言を見ると、芸と信仰が、いかに精神的に深い結びつきを持っているかがわかる。
各芸能人の信仰について教団に聞くと、「プライバシーの問題もあり、お答えは控えます」(創価学会)、「対応するに十分な時間がなかったため、回答を控えさせていただきます」(天理教)とのことだった。唯一、霊友会が一部の会員について認め、信仰が芸能活動に与える効用について、こう回答した。
「(霊友会の信仰は)絶えず自分の心、生き方を振り返り、自分の人生をより良い方向に変えていく教えです。精神的な支え、自己の向上等々を通して、各人の活動に生かされていると思います」
芸能人が新宗教に惹かれるのは、それだけが理由ではない。
「芸能人は、いつ売れなくなるかという不安を常に抱えています。信仰は、そうした不安を癒やしてくれるのです。また、教団内で信仰を公表すれば、『同じ信者なのだから応援しよう』と、一般信者がイベントへの観客動員やCDの売り上げに貢献してくれることも期待できます」(宗教に詳しいジャーナリストの山田直樹氏・以下同)
■聖教新聞が破った芸能人のタブー
かつては、新宗教への信仰の公表に消極的な芸能人が多かったが、そこに風穴を開けたのは、創価学会だった。1987年3月から、機関紙である聖教新聞の連載記事「広布と社会の光」に、多くの芸能人が実名で登場し、自らの信仰体験を語り始めたのだ。
「広告塔の意味合いもありました。また、同年4月に統一地方選挙があり、芸能人の信仰告白が、公明党にどれほど集票効果をもたらすのか、モデルケースにしたといわれています」
しかし2000年代をピークに、芸能人の信仰の告白は、再び減少傾向にある。その大きな要因はインターネットだ。
「宗教に過剰反応する人にまで情報が拡散し、炎上につながる社会状況になりました。CM起用などでは、やはり宗教的に無色の芸能人が好まれます。芸能人にとって、カミングアウトは諸刃の剣なのです」
(週刊FLASH 2017年3月14日号)