消える街中の「ジャニーズ」表記、タワレコのフロア案内、本社近くの“名物看板”も…ブックオフは「差し替え中」

看板には所属タレントの新譜や出演舞台の特注ポスターが掲示されていた。駐車場の土地は事務所が所有する（以前の写真はGoogleより）

　釈迦が修行していた寺「祇園精舎」は、今も多くの信者が訪れる巡礼地だが、東京・赤坂にあるSMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）周辺は、様相が一変している。

　本社ビルは建物自体が撮影禁止とされ、全国から訪れたファンが代わりにシャッターを切るのが、300メートルほど離れた場所にある駐車場だった。

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「これまで道路沿いの看板には、所属タレントの新譜や出演舞台の特注ポスターが掲示されていました。しかし今、看板は白紙の状態が続いています」（芸能記者）

　同じくジャニーズの名が“消えた”のが、タワーレコードだ。渋谷店のアイドルコーナーでは、床の矢印の案内を剥がした形跡が……。

「社名がなくなったため案内を撤去しましたが、順次、新社名にて案内を戻していく予定です」（担当者）

　一方、売場に向かうと「ジャニーズ」のPOPが目に飛び込んできたブックオフだが、担当者はこう説明する。

「『ジャニーズ』表記のPOPなどにつきましては、『男性アイドル』表記に順次差し替えをおこなっております」

　ジャニーズの栄華は、“春の夜の夢”のごとく消えてしまうのか。

( 週刊FLASH 2023年11月7日号 )