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綾小路きみまろ「流行語大賞」を獲らない程度の露出戦略

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.14 16:00 最終更新日:2017.12.14 16:00

綾小路きみまろ「流行語大賞」を獲らない程度の露出戦略

 

 漫談家の綾小路きみまろが、12月10日放送の『ウチくる!?』(フジテレビ系)に出演。番組では、きみまろが売れるきっかけとなった、2002年の漫談CDの裏側を語った。

 

 きみまろは、キャバレーや演歌歌手の司会など、下積みを30年経験。50歳になったとき、「芸人として何か残したい」と、それまで培った漫談スタイルのカセットテープを自主制作。3000本以上を無料で配布したという。

 

 きみまろは当時のことを、「A面B面25分のカセットテープを、(高速道路の)サービスエリアで配っていたんです。秋田、新潟、茨城ナンバー(の大型バス)がどんどん入ってくるから、地方に行かなくても配ることができた」と振り返る。

 

 これには出演者も「全国に持って帰ってくれる。みんなが地元に帰って口コミで広がる!」と、きみまろの作戦に感心しきりだった。

 

 テープは評判を呼びCD化された。漫談シリーズの累計売り上げは500万枚以上にも及ぶ。

 

 司会の中川翔子に、デビューから15周年を迎え、ファン層の変化について聞かれたきみまろは、「50歳だった人が15年経って65歳。65歳の人は15年経って80歳。そういうお客さんは現場(ライブ)に来れない。『そこを誰が埋めているのか』。30代、40代の人たちが徐々に上がってきている」と分析。

 

 ライブを観た30代の中川も「爆笑しました」と感想を語るように、年を重ねるごとに漫談の面白さがわかっていき、観客の世代が繋がっていくのだという。

 

 きみまろは、2015年4月23日の「ORICON NEWS」のインタビューで、漫談家として生き残るため、ブレイク時も流行語大賞を獲らない程度に露出する戦略だったと語っている。

 

「そのころはテレビに出るのを抑えて、ライブ中心にやってきました。正直、コメンテーターとか美味しい話もありました」

 

 きみまろは、すぐに飽きられないように、自らテレビでの露出をコントロール。まったく出ないのもライブの集客に影響するため、ほどよく調整しているという。

 

 番組で「もう少し需要があるんじゃないか」と語っていたきみまろ。年間100本以上のライブを15年以上続け、いまなおチケット完売が続くというのだから、さすがである。

 

 

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