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47都道府県議が緊急採点「コロナ対策」ウチの知事の通信簿

社会・政治 投稿日:2020.05.05 06:00FLASH編集部

47都道府県議が緊急採点「コロナ対策」ウチの知事の通信簿

他県から評価が高い知事の1位に輝いた大阪の吉村府知事(写真・朝日新聞)

 

 連日のように記者会見を開いている、各都道府県知事。「新型インフルエンザ等対策特別措置法」(特措法)によれば、外出自粛や休業要請をする権限は、おもに知事にある。まさにコロナ対策は、知事の手腕の見せどころなのだ。

 

 

 そこで本誌は、地方議会で知事と対峙してきた都道府県議会議員(約2800人)に、緊急アンケートを実施。206人から回答を得た。他県から評価が高い知事の1位に輝いたのは、吉村洋文大阪府知事だ。

 

 吉村知事に感想を求めると、「評価していただいたことはありがたいですが、戦いはまだまだこれからです」と謙虚な回答があった。しかし、地元の府議たちからは辛辣な声も上がっていた。

 

 前鳥取県知事で元総務相の片山善博・早大大学院教授(68)の、吉村知事への見方は厳しい。

 

「露出が多いと、そういう結果が出ます。もちろん頑張っているけれど、対策がうまくいっているとはいえません」

 

 片山氏がもっとも評価しているのは、仁坂吉伸・和歌山県知事の政策だった。

 

「和歌山県は、病院でクラスターが発生し、そこからPCR検査を徹底しました。国の基準ではなく『和歌山方式』という独自の検査体制を作った。

 

 感染者が多数発生する大阪府の隣だが、感染拡大を抑え込んでいます。毎日の知事の記者会見も、丁寧です」(片山氏、以下同)

 

 一方、「国からの指示を待っていた県は、危機的な状況だ」と警鐘を鳴らす。

 

「その一例は、大野元裕・埼玉県知事でしょう。ホテルの確保やPCR検査の体制構築が、後手後手になってしまった。最近はドライブスルー検査など、県独自でやりだしているところもある。国の指示待ちではダメだということです」

 

 片山氏は、「今後もすべき政策はまだまだある」と提言する。

 

「PCR検査について、国が当初掲げた “体温37.5度以上、4日間” などという基準にとらわれず、各県独自の検査基準と体制を作るべきです。財源が足りないなら、県の予算を組み替え、公共事業は先送りにするくらいはしないとダメです」

 

 ここから、成績を挽回する知事は現われるのかーー。以下より、都道府県議たちに聞いた地元知事の “通信簿” を全公開しよう。“ウチの知事” の成績は?

 

【Part1/他県の知事で評価する人は?】
●1位/42票:吉村洋文・大阪府知事
「防護服不足への対応で雨がっぱの提供をお願いするなど、発想がわかりやすく見えやすい」(浅野貴博・北海道議)
「自分の言葉で、一定の根拠を示し発信している。緊急時のリーダーとして、判断根拠が示されるのは安心できる」(菅原直志・東京都議)
「(兵庫との)往来の抑制など、一部勇み足もあったが、ライブハウスへの対応など、責任の所在が見て取れた」(岸口実・兵庫県議)

 

●2位/24票:小池百合子・東京都知事
「すべてが大変ななか、広告塔としての役割をしっかり果たしている。それに国が追従している感じ」(佐野愛子・静岡県議)
「休業支援の実施、丁寧な情報発信と啓発に努めている」(丸尾牧・兵庫県議)
「国よりも先行して対策を打ち出している」(水岸富美男・山梨県議)

 

●3位/23票:鈴木直道・北海道知事
「自分のリスクと責任で、独自の緊急事態宣言をされ、政府に振り回されず判断を続けている」(上田令子・東京都議)
「『責任は自分が負う』という姿勢のもと、独自の対策をおこなうなど、国に先手を打っている」(瀬川侑希・富山県議)
「勇気ある決断」(山田正彦・和歌山県議)

 

●4位/8票:平井伸治・鳥取県知事
「アート緊急支援プロジェクトで、文化芸術活動への支援を実施。軽症者向け宿泊施設400室を確保する目途をつけた」(藤本一規・山口県議)

 

●5位/5票
・杉本達治・福井県知事
「県民にマスク購入券を配布するなど、政策が素晴らしい」(中村康司・新潟県議)など、県独自の政策に票が集まった

 

・仁坂吉伸・和歌山県知事
「国のガイドラインに反して検査対象者を拡大。初期段階での感染拡大を防いだ」(石田一也・宮城県議)と高評価

 

【4票】達増拓也・岩手県知事
【3票】鈴木英敬・三重県知事、黒岩祐治・神奈川県知事
【2票】西脇隆俊・京都府知事、湯崎英彦・広島県知事、小川洋・福岡県知事
【1票】山本一太・群馬県知事、長崎幸太郎・山梨県知事、古田肇・岐阜県知事、大村秀章・愛知県知事、三日月大造・滋賀県知事、荒井正吾・奈良県知事、中村時広・愛媛県知事、山口祥義・佐賀県知事

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