社会・政治
渋沢栄一『論語と算盤』で言いたかったことは「コロナ禍の今こそ、チャンス!」(画像1/12)公開日:2021.04.29 更新日:2022.02.14

渋沢栄一
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【処世と信条】 今の自分の境遇を「己の本分」だと覚悟して必死にやれば、たいがいの物事は達成できるという教え。 「人生で苦しいと感じたときは、諦めたり、その状況に振り回されることなく、反対に全力を出して立ち向かうべきだということ。まさに今のコロナ禍で生きる教えです」(山本時嗣氏)
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【立志と学問】 大きな志を立てる際は、慎重に考えを巡らせなければならないという教え。 「引用したコマのように教えは4つありますが、こういうことってふだんはあまり考えたり、試したりしませんよね。何かを変えなければならないときこそ、時間をかけて自分としっかり向き合うことが大切だということですね」(山本時嗣氏)
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【常識と習慣】 常識とは、世間の多くの人が持つ価値観ではなく、自分自身の中でバランスを取った判断基準であるという教え。 「激動の今だからこそ、どんな事態にも対応できるように、プラスとマイナス、メリットとデメリットのバランスをよく勘案し、全体を見渡す習慣を身につけることが重要だということです」(山本時嗣氏)
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【仁義と富貴】 事業でお金を得るという行為は、道徳に基づいて「信用」を積み重ねることで継続できるという教え。 「たとえばネット上でフェイクニュースが横行する現代では、何を言うかより誰が言うかが重視されます。正しい報道を継続できるように、公共性の高いメディアの情報には適正な価格がつけられるべきです」(山本時嗣氏)
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【理想と迷信】 真心を持って、ワクワクしながら仕事に取り組もうという教え。 「たんに理解しただけより、好きになったほうが取り組みへの力が発揮できますが、好きなことは何かのきっかけで嫌いになるとやめてしまう。さらに楽しめるようになれば、嫌いになることはほぼない。仕事もそうなれば、長く続けられるということです」(山本時嗣氏)
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【人格と修養】 愚痴を言っていても何も解決しない、時間の無駄だという教え。 「まわりの空気に合わせて、つい自分も愚痴を言ってしまうことってありますよね。でも、それでは事態はよくならない。不満をこぼすぐらいだったら、どうすれば問題を解決できるか、物事が効率的になるかを考えることに、頭を使えということです」(山本時嗣氏)
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【算盤と権利】 個人の利益より多くの人の利益を優先せよという教え。 「渋沢は、岩崎家の繁栄を第一に考えた岩崎弥太郎(三菱財閥の創始者)としばしば比較されますが、渋沢が財閥を作らなかった理由が、まさにこの教訓にある。一人のためではなく、社会全体にとっての善を考える。これこそが渋沢の教えです」(山本時嗣氏)
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【実業と士道】 たとえ財がなくなっても、信用さえあれば立ち直れるという教え。 「銀行家だったということもあって、お金や人との縁を呼び込むのはすべて信用であり、信用がいちばん大事だということ。事業に失敗しても、信用さえ失っていなければ必ず復活できるという渋沢の大義です」(山本時嗣氏)
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【教育と情誼(じょうき)】 社会全体が苦境にある際、自分一人だけでも希望を失わなければ必ず奇跡は起こるという教え。 「維新期を生き抜いた人たちは当初、誰もが不安でした。それでも、なんとかしようと立ち上がった人たちが一部にいたから、物事を成し遂げられた。有志の人が一人でもいる限り、コロナ禍は絶対に克服できます」(山本時嗣氏)
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【成敗と運命】 自信を持つことが、いかに大切かという教え。 「人に頼ってばかりで、自分自身を信じてあげないと、どんどん自信がなくなってしまう。間違いや失敗を恐れて守りに入っては、大きく成長できない。人間の強さはなかなかのものだよ、自信を持って何事にもチャレンジしようというエールですね」(山本時嗣氏)
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『まんが 超訳 「論語と算盤」』
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