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皇族の「公」と「私」の線引きは? 小室圭さんと眞子さんの結婚で浮上した「開かれた皇室」論争
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.11.04 20:20 最終更新日:2021.11.04 20:28
秋篠宮家長女の眞子さんと、小室圭さんが結婚して1週間がたった。すでに皇室を離れ一般人となった眞子さんだが、ネット上では、皇族の「公」と「私」の線引きについてどう考えるべきか、議論が巻き起こっている。
2020年11月、「結婚は自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」と、圭さんとの結婚に対する思いをつづった眞子さん。婚約内定会見の後に小室家の金銭トラブルが発覚しても、一貫して意思は変わらなかった。
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結婚会見でも、「圭さんのお母さまの元婚約者の方への対応は、私がお願いした方向で進めていただきました。圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして、海外に拠点を作ってほしいと私がお願いしました」と語り、自分の意志だと明確に明かしている。
ある皇室ジャーナリストが、こう語る。
「上皇ご夫妻は、即位後30年以上にわたって各地を旅し、さまざまな立場の国民と交流を続けてこられました。それが、『開かれた皇室』という形で、皇族の理想像につながったのです。
言い換えると、憲法が定める『日本国民統合の象徴』として、つねに『公』についてお考えになられていたということでしょう。
しかし、公的地位にある皇族であっても、本人が望む相手と結婚することは、誰に止められるものではありません。
秋篠宮さまが、眞子さんの結婚を『認める』としながら、『多くの人が納得する状況にならなければ、婚約にあたる納采の儀はおこなえない』とおっしゃられたのは、『公』を求める国民感情を鑑みた精一杯の対応です。
いずれにせよ、皇族の『公』と『私』をどう捉えるべきか、これを機に大きな問題として考えていくべきでしょう」
SNSでも、皇族の「公私」について論争が巻き起こっている。
《開かれた皇室が、野放しの皇室になってはいけません。 やはり、皇族の方々への教育や俗社会と関わりのあり方に疑問があります》
《公と私をもっと明確、かつ私への配慮をしつつ、公の部分をもっとオープンに、それこそSNSでこまめに配信するとかが「開かれた皇室」だと思う》
《開かれたとしてもプライバシーは尊重するべき!プライバシーあっての皇室だと思わない方が不思議》
時代によって、世間の価値観は移り変わる。眞子さんの結婚は、皇族の「公」と「私」の線引きを考える、一つの転換点となるのかもしれない。
( SmartFLASH )