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小池百合子 “女性初の総理”の夢破れ…永田町で笑われる「石破茂と同じ“没落ルート”に入ったね」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.12.01 19:35 最終更新日:2021.12.01 19:36
「重病とかいいかげんなことを言うなよと思っている」
11月26日、約1カ月ぶりの定例記者会見に臨んだ小池百合子都知事は、飛び交う重病説を冗談めかしながら軽く一蹴。辞任説については「そういうのが余計だと言っているんです」と、語気を強めて切り捨てた。30日の都議会定例会の所信表明後の取材でも「ちょっと密じゃないですか」と、報道陣に注意する余裕を見せ、復調ぶりをアピールしたのだ。
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こうなると、気になるのは“女帝”の今後だ。“女性初の総理”を目指すのが究極の野望といわれる小池氏が、任期の2024年7月までおとなしく都知事を続けるとは思えない。実際、永田町からは小池氏の国政復帰を警戒する声が漏れ聞こえてくる。
「小池さんは体調を理由に都知事を辞任すると言われていたが、本人があそこまではっきりと重病説を否定したわけだから、それはなくなった。いま流れているのは『小池さんが年末に新党を結成する』という情報。
衆院選では『ファーストの会』が候補者を立てられず撤退した。小池さんは『自分は関知していない』と言っていたが、あれは嘘。ある政界の有力者に、小池さんが資金協力を求めて泣きついたが、断わられたと聞いている。結局、小池さんの仕掛けは失敗に終わったわけです。そのリベンジを果たすために、新党結成を考えている可能性があります」(自民党関係者)
新党を立ち上げて、まずは来夏の参院選で国政に足場を作り、いずれは総理を目指すーー。だが、その道のりは明らかに険しい。政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「小池さんにはもう打つ手がないんじゃないか」と語る。
「頼りにしていた二階さんも、幹事長を辞めて自民党内での影響力は低下している。岸田首相とはもともと接点がない。菅さんの支持率が低迷したときは、いざというときのウルトラCとして小池さんの名が挙がったこともあるが、今はもう自民党内のルートはほとんどない。
衆院選前には国民民主や維新と組むとも言われたが、国民民主はわずか11議席の政党。議席を大きく伸ばした維新にとって、小池さんの利用価値はもうないでしょう。国政に復帰しても何かできることがあるんでしょうか」
小池氏も来年7月で、古希(70歳)を迎える。
「ゆくゆくは総理と言われてきたが、年齢を考えればそんなにゆっくり考えている暇はないでしょう。だから小池さんは焦って、いろいろ仕掛けようとしているのでしょうが、自公圧倒的多数の今の政治状況で、自民党員でもない、国会議員でもない小池さんが国政に出て、どう割り込んでいくのかということです。
何より、いま国民が小池さんを必要としているのか。3週間、都知事の職を休んでも、誰も困らなかったじゃないですか。小池さんは、いまの石破さんのようになっちゃうんじゃないの? 総理としての期待値はずっと高かったけど、タイミングを逸してしまった。政治はタイミングが大事ですからね。チャンスがあるときに取りに行かないとダメ。要は賞味期限が切れてしまったんですよ」(政治ジャーナリスト)
“小池劇場”もついにフィナーレが近づいているのかーー。
( SmartFLASH )