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石原伸晃が内閣官房参与に…「選挙でボロ負けした人だぞ」謎の人事に批判集まる

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.12.03 22:00 最終更新日:2021.12.06 15:05

石原伸晃が内閣官房参与に…「選挙でボロ負けした人だぞ」謎の人事に批判集まる

 

 12月3日、内閣官房参与に、先の衆院選で落選した石原伸晃自民党元幹事長が起用されたことが明らかになった。観光政策担当だという。

 

 松野官房長官は記者会見で、「石原伸晃元議員は、国土交通大臣、観光立国担当大臣を務められ、観光分野をはじめとした幅広い知識と経験を有している。観光立国等の分野で、総理に対して有益な情報提供やアドバイスをおこなう内閣官房参与として適任であると、総理が判断されたものと承知している」と語った。

 

 

 石原氏は、10月の衆院選で厳しい結果を残した。東京8区で野党の吉田晴美氏に敗れ、比例復活もできなかった。落選を受け、自身が率いる石原派の会長も辞任している。

 

 政界からも批判が出ており、立憲民主党の田島麻衣子参院議員は、ツイッターでこう指摘した。

 

《落選議員を内閣官房参与に起用とは違和感。参与には執務室と、勤務一日26400円が支給され、国会での答弁義務を負わない。任命の人数制限もありません。これを許したら参与ポストは、首相に近い落選議員の手軽な再就職先として、定着してしまうのでは?》

 

 ある政治ジャーナリストはこう語る。

 

「石原氏は岸田首相と関係が深い。野党時代の自民党で、石原氏が幹事長を務めたときは、岸田首相が国会対策委員長として石原氏を支えました。

 

 一方、9月の総裁選では、石原氏が選対顧問を務めて岸田首相を支えている。石原氏の現状を見れば、今回の起用は安倍晋三内閣のような “お友達人事” と言われても仕方ないでしょう」

 

 実際、ネット上では批判が続出している。

 

《派閥の長なのに当選すら出来なかった人を政治に参加させる謎の人事》

 

《選挙でボロ負けした石原伸晃を使うとは、選挙と民意への冒涜》

 

《自民党って落選した人間を選ばないといけないぐらい人材がいないの? どうして当選した議員の中から選ばないの?》

 

 岸田内閣に、はたして民意を「聞く力」はあるのだろうか。

 

( SmartFLASH )

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