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【4630万円誤送金】振り込まれた男性逮捕で広がる町役場の責任論「被害者ヅラするな」「杜撰な管理の責任は」

社会・政治 投稿日:2022.05.19 17:35FLASH編集部

【4630万円誤送金】振り込まれた男性逮捕で広がる町役場の責任論「被害者ヅラするな」「杜撰な管理の責任は」

騒動の発端となった阿武町役場。誤送金した男性の実名、住所を一時、公表したことにも批判の声がある

 

 山口県阿武町が、新型コロナ関連の給付金4630万円を、誤って1人の男性の口座に振り込んでしまった騒動。5月18日には、振り込まれた当人である田口翔容疑者が逮捕されるという展開となった。

 

 警察によれば、田口容疑者は4630万円を誤送金されたと知りながら、スマホでオンライン決済サービスを利用し、自身の口座から決済代行業者の口座に400万円を振り替えたとして、電子計算機使用詐欺の疑いを持たれているという。田口容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。

 

 

「男性は、当初、町が返還を求めると『金は動かした。もう戻せない』と返還を拒否。仕事も辞め、一時は町と連絡がつかない状況だったといいます。5月12日には、町は男性を提訴。弁護士費用等も含めた5110万円あまりの返還を求めました。

 

 17日には、男性が金の使い道について『海外のネットカジノで使った』と話していることが明らかになりました。このあたりから、男性の発言内容も変わり始めており、逮捕前には『お金を使ってしまったことはたいへん申し訳なく思っている。少しずつでも返していきたい』と返金の意思を示していたことを、弁護士が明らかにしています」(全国紙記者)

 

 金の使い道について聞いた阿武町の花田憲彦町長は「本当であれば許せない」と怒りをにじませる場面もあった。逮捕の報道を受け、開いた会見では「事件の発端は町の誤振り込み。本当に申し訳ない」と改めて謝罪したうえで、「金額を回収する気持ちに変わりはない」と語っている。

 

 しかし、一方で町役場の責任を問う声もある。

 

「今回の騒動は、明らかに町のミスから始まったものです。大きな金額を動かす作業に、確認が足りなかったという批判は免れません。

 

 加えて、誤送金が発覚した後の対応も甘い。発覚した段階で、銀行の預金の仮差し押さえをしておくといった手もあったはずです。そうすれば、こんな事態にはなっていなかったのでは」(同上)

 

 ネット上では、役場に対する辛らつな批判の声もあがっている。

 

《役場が馬鹿だとしか思えないし、執拗に追い回すのも税金の無駄でしょという。被害者ヅラするなという。》

 

《阿武町の4360万円振り込みの問題だけど、振り込まれた本人だけを悪者にしようとしてない? 悪いのは振込を行った町側の責任で、金を受け取った人間はモラルが欠如してるだけ。》

 

《誤送金した阿武町の役場、一方的に被害者面して死ぬほど杜撰な管理の責任有耶無耶にしようとしてない?》

 

 ひとりの男性の運命を大きく変えてしまったことについて、役場の人々はどう思うのか――。

 

( SmartFLASH )

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