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NHK党・立花孝志氏『報ステ』途中退場で賛否集まる…事前収録の『news23』と対応の違いも
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.06.17 17:11 最終更新日:2022.06.21 06:32
6月16日、NHK党の立花孝志党首が、『報道ステーション』(テレビ朝日系)に出演。参院選に向け、各党の党首による討論がおこなわれたが、立花氏が途中退場する一幕があり、話題を呼んでいる。
番組では、ロシアによるウクライナ侵攻をうけ「国民の安全をどう守る?」というテーマが取り上げられた。リモート出演していた立花党首は、「テレビをご覧の皆さん。テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です。テレビは国民が知るべき真実を隠しています」と、のっけから過激な発言を展開。
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続けて、同局のプロデューサーから「テーマから逸脱する発言は控えていただきたい」といった要望があったとし、「政治家の発言を、テレビ局の方が事前にあれをするな、これをするなというような介入は、恐怖を感じます」と語った。
このあたりから、大越健介キャスターが「立花さん、今の発言は討論のテーマに沿ったものとはおっしゃるとおり認められません。発言をやめてください」などと立花氏を制止。最終的には「その発言は認められませんので、ここで打ち切らせていただきます」と、強制的に中継が終わってしまった。
「もともと立花氏は、放送前日にツイッターで《綾野剛の淫行について言及する予定です》と予告をしていました。綾野さんの女性関係を晒してきた、暴露系YouTuber・ガーシーこと東谷義和氏が、参院選でNHK党から出馬を表明しているといった事情もあるのでしょう。
立花氏のテレビ出演については、局によって対応が違いました。『news23』(TBS系)は事前収録という形での出演でしたが、その前にも、立花氏は綾野剛さんについて言及すると、同様に宣言していました。
『報ステ』の後に放送された『news23』では、俳優名こそ出なかったものの、『テレビはこの俳優の悪行を調査もせず、なんとこの俳優を主人公とする連続ドラマを放送しようとしています』などと、発言の大部分が放送されていました。事前収録だったからこそできたことだともいえますが、綾野さんの話が出る前に強制終了したテレ朝との違いが浮き彫りになりました」(全国紙記者)
放送後には、Twitter上で「放送事故」がトレンド入り。立花氏の行為には、賛否の声が寄せられている。
《事前にこの党首に対し電話と文書で発言内容を規制するような事をしたテレ朝の所業が問題。》
《にしてもテレビ朝日は納得できない。その辺の新橋にいる酔っぱらいの街頭インタビューならまだしも、国政選挙で議席を取った公党の党首だぞ。民意を無視か。》
《テレビはテレビで「ルール」があるんだから、出演者はそれ守らないと退席されるのは当たり前。》
《これは流石に立花が悪い。お題決まってて時間制限もあるんだから好き勝手言わせられる訳がない。》
今後も、テレビでの党首討論の機会はあるはず。立花氏の発言に、各局はどう対応していくのか。なにより、あの公共放送は……。
( SmartFLASH )