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「政治と宗教」問題を語らない公明党…あいまいな態度に「語れないなら与党離れるべき」と厳しい声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.07.20 18:54 最終更新日:2022.07.20 18:57
公明党の山口那津男代表は、7月19日、安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件について、記者団の取材に応じた。メイントピックは「政治と宗教」の関係だった――。
「殺人容疑で送検された山上徹也容疑者は、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)へ母親が多額の献金をしたことで家庭崩壊し、それを恨みに思っていたと報道されています。
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安倍元首相と旧統一教会の関係はこれまで何度も報じられていますが、事件以降、『政治と宗教』の関係について激しい議論が巻き起こりました。そのため、宗教法人である創価学会が支持母体である公明党・山口代表の発言に注目が集まったのです」(政治ジャーナリスト)
だが、政治と宗教の適切な関係性を問われた山口代表は、「捜査が進展中なのでコメントは控えたい。状況をしっかり見極めたい」とコメント。立場を明確にすることはなかった。
山口代表の態度に、ネット上では不信感をあらわにするコメントが相次いでいる。
《公明党は、この件について自らのスタンスを説明しないほうがおかしいと思う》
《こんな時にこそ語らないといけないのではないか?政権与党でもあり、支持母体に宗教団体があるのだから、むしろ公明ほど語れる立場もないだろうに》
《少なくとも何も語れないなら与党でいる必要はない。少し前まで連立相手の仲間を宗教に恨み持つ人に、選挙期間に、国民の前で凶行が行われたのだから。今こそ語るべき。語れないなら与党から離れるべき》
「政治と宗教の適切な関係」は、いま国民にとって最大の関心ごとでもある。その “声” に山口代表が応える日は来るのか。
( SmartFLASH )