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立憲民主党 新執行部に旧統一教会と関係持ったベテラン起用に疑問の声「昔に逆戻り」「矛盾してる」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.24 20:30 最終更新日:2022.08.24 20:30

立憲民主党 新執行部に旧統一教会と関係持ったベテラン起用に疑問の声「昔に逆戻り」「矛盾してる」

立憲民主党の泉健太代表 写真・つのだよしお/アフロ

 

 8月23日、立憲民主党は、政調会長に長妻昭元厚生労働相、選対委員長に大串博志元首相補佐官、国対委員長に安住淳元財務相をそれぞれ充てる調整に入った。

 

 泉健太代表は、岡田克也元外相の幹事長起用を固めている。8月26日に開く両院議員総会で、泉氏が新体制の陣容を説明し、承認を得る予定だ。

 

 

「立憲民主党は7月の参院選で改選23議席から6議席減らしたうえ、比例代表の得票でも、日本維新の会を100万票あまり下回りました。参院選の敗因を『提案型野党を標ぼうしたことで、何をやりたい政党かわからないという印象を与えてしまった』と総括しています。

 

 野党共闘に前向きな岡田氏、与党との対決姿勢を取ってきた安住氏らを登用することで、党内を固め、今後、与党との対立軸を明確にしていく方針です」(政治部記者)

 

 野党合同ヒアリングも、参院選後の8月になって、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題をテーマに復活した。

 

「ただ立憲民主党は、8月23日、新たに枝野幸男前代表ら7人が、旧統一教会側と接点を持っていたと公表しています。岡田氏、安住氏らは、旧統一教会と関係が深いとされる『世界日報』のインタビューを受けていました。また大串氏は、秘書が教団関連会合に出席し、祝電も送っていました。西村智奈美幹事長は会見で『すべての人が旧統一教会との関係(がある団体)だと認識していなかった』と釈明しましたが、これで与党と対立軸を明確にできるのか、不安視する声が上がっています」(前出・政治部記者)

 

 立憲民主党の新執行部の顔ぶれが報道されると、ネット上では、ベテラン議員の登用を批判する声が多く上がった。

 

《重鎮が重用されて昔の民主党に逆戻り!?》

 

《世代交代も満足にできない集合体に、政権を担うことは、到底できないですね》

 

《せっかく、自民が自滅してるのにこの布陣にするの?ある意味すごいセンスだな…》

 

 また、旧統一教会との接点が判明した議員の登用を、批判する声も上がっている。

 

《濃淡はあるにせよ、いま旧統一教会と関係を認めた人の執行部起用はあり得ないし、そんな人事を思いつく事すら信じられない》

 

《統一協会を批判する立憲民主党がこの人事をするとは矛盾している》

 

《この幹事長人事を見る限り立憲民主党は統一教会問題を国会で追求しないという宣言をしているように見えますね》

 

 泉健太代表は8月21日、自身のTwitterでこう決意を語っていた。

 

《今、立憲民主党執行部の人事を進めています。当然のことですが、新執行部においても、旧統一教会問題(名称変更問題、霊感商法被害、政治や選挙への関与など)について、他党とも協力して解明と解決に力を注ぎます。これまで以上に》

 

 自民党を相手に旧統一教会との関係性を批判し、対立軸を作れるのか。新執行部の手腕が問われる。

( SmartFLASH )

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