社会・政治
森元首相の胸像建立募金“すでに5000万円”! 女性蔑視発言、汚職疑惑を抱える人物に「なぜ?」の大合唱
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.08 21:00 最終更新日:2022.09.08 21:01
《森喜朗先生は、総理大臣、文部大臣を歴任され、(中略)わが国のスポーツ界を牽引してこられました》
《東京オリンピック・パラリンピック競技大会の招致のみならず、コロナ禍と言うかつて経験のない厳しい状況下での開催の素地を作り、結果、多くの感動を国内外の人々に与えたのはつい最近の事でした》
9月7日、森喜朗元首相の胸像を建立する計画が発表された。「5月吉日」に関係者間に配布された「森喜朗先生 顕彰胸像建立事業について」という案内状には、森氏の経歴に対する最大限の賛辞が書き綴られている。
【関連記事:森喜朗元首相、全身血まみれで救急搬送されるも2日後に復活「簡単には死ねないな」】
発起人には、キヤノン会長兼社長の御手洗冨士夫氏、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長だった橋本聖子氏、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏ら、15人が名を連ねるが、すでに銅像建立に賛同する募金がかなり集まっているという。
「5月から、一口5000円の募金が募られています。募金の窓口は一般には公開されておらず、関係者から募っているのですが、お盆の時点で5000万円は集まっていました」(元五輪組織委員会関係者)
胸像の制作費用は200万円程度とされ、9月末まで募金期間を残し、すでに十分な金額が集まっているわけだが、ネット上では180度違った“怒りの声”ばかりがツイートされる異常な事態となっているのだ。
《森喜朗の胸像とかふざけてんな?》
《時期が悪いわな~もしかしたら犯罪者に?って時期に募金集めるする気がしれない》
《「安倍晋三国葬」と「森喜朗胸像建立」、どっちもツイッターのオタクの悪ふざけにしか見えないが現実らしい》
「森氏に対しては、日本オリンピック委員会の臨時評議員会での女性蔑視発言や、オリ・パラ汚職事件で逮捕されたAOKIホールディングス前会長の青木拡憲容疑者から200万円を手渡されていた疑惑など、さまざまな批判があります。そういった人物への銅像建立の発表に、批判が集まっているのでしょう」(政治部記者)
もしかすると将来、胸像は東京五輪の最大の「負の遺産」といわれるかもしれない。
( SmartFLASH )